「報道の自由」でニュージーランドは世界5位にアップ↑

先日4月20日「報道の自由度ランキング 2016年版 World Press Freedom Index 2016」が発表になりました。

このランキングはフランス・パリを拠点にする言論の自由を守るための団体「国境なき記者団 Reporters without borders」が毎年行っているものです。

今回はこの「報道の自由ランキング」から見たニュージーランドと日本、そしてそれ以外の国を紹介します。

報道の自由度ランキングって何だろう

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「報道の自由度ランキング」というのは、上でも紹介したとおり、パリを拠点とする団体「国境なき記者団」が毎年行っている調査で今年は180の国と地域を対象に行われました。

ちなみによく似た名前の「国境なき医師団」とは関連性のある団体ではありませんが、もともと国境なき医師団の関係者がメディアで「アジア、アフリカなどの発展途上国(第三世界)の人々が困っている様子を紹介する報道が少ない」という訴えを受けて、フランスのジャーナリストたちが「国境なき記者団」を設立させたそうです。

なので、全く関係がないわけではないんですね。

さてそんな余談はさておき。
この調査は2002年から行われ、世界中で14の団体と100人を越える特派員やジャーナリスト、専門家などが各国の報道の自由度を20カ国語で87個もの項目で評価しています。

報道の自由度ランキング 2016年版

各国の調査結果を紹介する前に全体の話を紹介します。

今回の調査を受けて国境なき記者団は世界的に報道の規制は強くなっていると述べていました。実際180カ国のうち66%にあたる118カ国で評価を落としていました。

トップ30カ国でも評価が上がった国はたった9カ国で、60位以下は上位の国と比べて評価を落としている国の割合が非常に多いことがわかりました。

それではまずはトップ10を見てみましょう。
国名の横にある上下の三角形は前年と比べて評価を上げているのか落としているのかの指標としてご覧ください。

01位:フィンランド ▼
02位:オランダ △
03位:ノルウェイ ▼
04位:デンマーク ▼
05位:ニュージーランド △
06位:コスタリカ △
07位:スイス △
08位:スウェーデン ▼
09位:アイルランド ▼
10位:ジャマイカ ▼

上位10カ国は以上でした。
やはり北欧のフィンランド(1位)ノルウェイ(3位)、デンマーク(4位)、スウェーデン(8位)と西欧のオランダ(2位)、スイス(7位)、アイルランド(9位)は強いですね。ニュージーランドとコスタリカ、ジャマイカ以外はすべて北欧と西欧が占めています。

1 Police Plaza Press Conference

それでは11位から20位まで見てみましょう。

11位:オーストリア ▼
12位:スロバキア ▼
13位:ベルギー ▼
14位:エストニア ▼
15位:ルクセンブルク ▼
16位:ドイツ ▼
17位:ナミビア ▼
18位:カナダ ▼
19位:アイスランド ▼
20位:ウルグアイ △

20位まではウルグアイを除いてほかすべて前年よりも報道の自由度は失われています。

ここでも中欧のオーストリア(11位)スロバキア(12位)ドイツ(16位)、西欧のベルギー(13位)ルクセンブルク(15位)北欧のエストニア(14位)アイスランド(19位)と10カ国中7カ国がヨーロッパ諸国でした。

ここからは気になった国をピックアップして見てみましょう。

25位:オーストラリア ▼
36位:イギリス ▼
41位:アメリカ △
45位:フランス ▼
51位:台湾 △
70位:韓国 ▼
72位:日本 ▼
176位:中国 ▼

日本は去年よりもランクを11位落とした72位でした。一昨年が59位だったので2年連続でランキングを落としていることがわかります。

ニュージーランドの報道を見ていると

Sunset - Papamoa Beach

日本の報道のやり方に慣れているとニュージーランドでニュースを見てヒヤヒヤすることがあります。

数日前も「中国製の洋服の是非」が話題に上がって、キャスターの男性が自分のスーツの内側をチェックして「このスーツはすごく高いメーカーのスーツだけど、タグにはMade in Chinaと書かれている」と話していました。

また別の時は、洗濯洗剤の箱を開けると洗剤がこぼれてしまう問題を、実際に市販されている洗濯洗剤の箱で行い「これはひどい」と文句を言っていました。

日本だったらスポンサーはもちろん、他のメーカーからクレームが来そうなことをメーカー名をしっかり出して「ここが良くない」「問題だ」と報道します。

もちろんすべてが規制されていないわけではないんでしょうけど、日本と比べて自由にさまざまなことが報じられているのがわかります。

ちなみに日本の評価がここ数年良くないのは原発や安保などの情報が不透明であり、特定秘密の保護に関する法律などが原因となっているようです。

個人的にはニュージーランドに限らず何か国際的なことで知りたいことがあったら、1カ国のニュースを読むだけでなく複数の国のニュースを読むとより多角的で、より真実に近いものが見えてくるかもしれないなと思っています。

「報道の自由度ランキング」についてもう少し詳しく知りたい方は牡蠣のリンクをご覧ください。

2016 World Press Freedom Index | RSF

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