紫外線が原因!?皮膚がんの発症率がもっとも多い国ニュージーランド

ニュージーランドといえば「紫外線が強い国」と聞いたことありませんか?

先日、そんな紫外線が原因かもしれない悲しい研究結果が発表になり、ニュージーランドのニュースや新聞などで大々的に取り合えげられています。

ニュージーランドに住んでいる人はもちろん、これから旅行でニュージーランドを訪れる人もぜひ知っておいたほうが良いお話です。

皮膚がんの一種「メラノーマ」を発症した人が世界一多い国

MPIC1577

ニュージーランドは世界で一番「メラノーマ Melanoma」を発症した人が多い国という調査結果が先日発表になりました。メラノーマというのは日本語だと「悪性黒色腫」、または「悪性ホクロ」と呼ばれたりします。

このメラノーマは皮膚がんの一種で、肺や肝臓など他の臓器にも転移することがあり致死率も高いことから、ニュージーランドでは以前から問題視されています。

見た目から良性か悪性か判断することは難しく、組織の一部を取って検査するしかなく、黄色人種は比較的なりにくく、白色人種は発生率が高くなります。また50歳以上の人も発症率が高いそうです。

そんなメラノーマ。
日本人の発症率は10万人に1.5-2.0人程度といわれています。
ところがニュージーランドはその約25倍から30倍の「10万人に50人」の割合でメラノーマを発症しているそうです。「10万人に50人」ということは「2,000人に1人」ということですね。

この調査を行ったオーストラリアの団体QIMR Berghofer Medical Research Instituteによると、メラノーマが多い国は2位がオーストラリアで10万人に48人だったとのこと。実は今まではオーストラリアが1位だったのが、今年はニュージーランドが上回ってしまったそうです。

しかも、オーストラリアは数年前から国を上げた対策が取られ発症者数は減ってきているそうです。ところがニュージーランドは年々その発症者数が増え、1982年時点では10万人に26人だったのがほぼ倍にまで膨れ上がっています。

今回の調査を率いているDavid Whiteman博士は「ニュージーランド政府はメラノーマを予防するための十分なサポートを行っていない。何かしら行動を起こすべきだ」と述べていました。

MPIC1580

発症者が多い理由は人種的なものはもちろん、アウトドアスポーツなど外で過ごす時間が多いライフスタイルのわりに、日焼け止めを塗ることがあまり習慣づけされていないからなのでは?といわれています。

実際、オタゴ大学の調査によるとダニーデンの13歳から17歳までの子どものうち、学校で紫外線を防ぐための帽子をかぶっている子どもはたった3%しかおらず、また国全体として学校で「外で遊ぶ時は日焼け止めを塗る」というルールが決められているところは50%程度しかなかったそうです。

Melanoma New Zealand(メラノーマ・ニュージーランド)のCEO Linda Flayはインタビューで「ここ10年くらいでニュージーランド国内の皮膚がんの危険性と予防対策に対する意識は高まりました。以前は学校で日焼け止めを塗らないところも多くありました」と述べてます。

メラノーマの予防は今日初めて明日効果が出るものではなく、オーストラリアも何年も前から対策を初めて、ここ数年でやっと効果が出て発症者が徐々に減ってきているそうです。ニュージーランドも今回の結果を受けて対策をする人が増えて、何年後かには発症者が減ってくるんでしょうかね。

紫外線対策をキッチリしましょう

application

日本人はメラノーマの発症率が低いとはいえ、ニュージーランドの紫外線が強いことには変わりありません。

ニュージーランドを旅行する場合は1年を通じて日焼け止めを持ってくるようにしましょう。
もしくは「それもまたアクティビティー」と称して、スーパーマーケットでニュージーランドの日焼け止めを買ってみるのも良いかもしれませんね。

スーパーマーケットではSPF50の日焼け止め100mlのチューブタイプで10ドルちょっとで売っています。日本でもSPF50の100mlだったら700-800円くらいは平気でするので、ニュージーランドで買ってみるのも面白いと思います。

ちなみにニュージーランドではSPFがもっと低いものをこまめにタップリ塗ることが多いです。
以前、小学校でボランティアをしていたとき子どもたちはポンプ式の日焼け止めが教室に置いてあって、外で遊ぶ時は各自日焼け止めを顔や手に塗りたくっていました。またウェリントンのお祭りに出ていた皮膚がんの啓蒙をする団体のブースでも同じようにポンプ式の日焼け止めが置かれていて「ご自由にどうぞ」と書かれていたことがあります。

紫外線はメラノーマなどの皮膚がんだけでなく、シミやそばかすの原因にもなるので、きちんと紫外線対策をしなければいけませんね。皆さんも気をつけましょう。

こんな記事もよく読まれています

COMMENTS