イースターのシンボル「ウサギ」をイースター中に1万羽殺処分。その理由は?ニュージーランド

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先週の金曜日の金曜日から昨日の月曜日までイースターウィークエンドと呼ばれるの連休でした。

イースターといえば、「イースターバニー」と呼ばれるうさぎがシンボルとして使われます。
スーパーマーケットではうさぎの形をしたチョコレートがたくさん売られていたり、他の店ではうさぎのぬいぐるみとかもよく売られています。

Easter Bunny

チョコレートはこんな感じですね。どこか「うさぎ年」を彷彿とさせてしまうのはどうしてでしょう。

ちなみにうさぎがシンボルになっているのは、うさぎはたくさん子どもを生むことから「子宝に恵まれる」「子孫繁栄」なんていう意味だからです。

そんな「子孫繁栄」や「子宝に恵まれる」といった縁起がいいうさぎがシンボルのイースター中にニュージーランドの南島、セントラル・オタゴ地方でうさぎの殺処分が行われたんです。しかも、その数1万羽以上です。

いったいどうしてそんなことが行われたのでしょうか。

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セントラル・オタゴで行われたうさぎの大殺処分

Central Otago Farmland ll

先週の金曜日、Good Fridayの日にAlexandra Lions Clubが毎年主催するイベント「Great Easter Bunny Hunt」が行われました。

主催者のうちの1人David Ramsayさんいわく今年は324人のハンターが参加し、兎狩りを行いました。ハンターはチームを組み銃を使って24時間で何羽のうさぎを処分することができるのか競うというものです。そして結果、たった一晩で10,010羽ものうさぎが殺処分されました。一番うさぎを多く処分したチームは889羽も仕留めたそうです。

ところで、どうしてこんなことをするのかというと、一般の人たちにとってうさぎはペットショップで買ってきて飼う「ペット」というイメージが強いと思います。
ところが農家にとって、うさぎは作物を荒らす害獣でしかありません。

ニュージーランドにはもともとうさぎはいませんでした。
記録によるとニュージーランドに初めてうさぎが持ち込まれたのは1800年代初頭といわれています。ところがその数十年後には農家たちの頭を悩ます存在となってしまいました。

というのも、彼らはイースターで「子宝に恵まれる」「子孫繁栄」などの象徴となるくらい子どもをたくさん生むからです。

European Rabbit

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ニュージーランドで害獣扱いされているうさぎはEuropean Rabbit、日本語で「あなうさぎ」というらしいんですけど、このうさぎは妊娠期間が28日から33日で、1回の出産で5-6羽、多い時は12羽生みます。そして恐ろしいことに1年のうち8ヶ月から9ヶ月は妊娠しているんです。

つまり1年で8-9回出産をしているということですね。単純計算で1羽のメスが1年で40-100羽も生んでいることになります。「ねずみ算的に増える」という言葉がありますけど、うさぎも相当です。

そのうさぎが作物を荒らしまくっていることが問題になっているわけです。
ちなみにこの「あなうさぎ」は、国際自然保護連合の「侵略的害獣種ワースト100」にも選ばれている世界的に有名な害獣なんです。

興味深いのはこの「侵略的害獣種ワースト100」には「イエネコ」「ポッサム」「ウシガエル」「コイ」「ニジマス」「シロアリ」さらには「わかめ」も載っているんです。

今回の銃を使ったうさぎ狩りを主催するAlexandra Lions Clubのスタッフによると、うさぎを殺すために薬を撒いてしまうと他の動物も殺してしまうことになるため、無差別に殺してしまう薬ではなく銃を使えばピンポイントでうさぎだけを処分することができるので、今回のようなイベントを毎年開催しているそうです。

ところが参加者は純粋に「狩り」を楽しんでいる人も多いそうです。

個人的にはこう思う

Timeless Land

ちなみにこのEuropean Rabbitは昼間はあまり見かけることがありません。
ところがセントラル・オタゴはもちろんニュージーランドの開けた草原を歩いているとものすごい数のウンチが地面に落ちているのを見かけます。

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彼らは夜行性なので夜になると走り回っています。

夜の運転は道路にうさぎが出てくることも多いので十分に注意しましょう。ちなみに100キロで走っているとき、ニュージーランドでは「そのまま轢け」とよく言われます。なぜかというとそんな時速100キロで走っていて急にハンドルを切ったら自分たちの車が横転してしまう可能性も十分あるからです。

ところで人間がペットや食料としてもともと持ち込んだうさぎが、今度は増えすぎたからという理由で殺処分されるというのは、なんだか切ないですね。でも、だからといって放置しておくと農家たちにとってそれほど困ることはありません。

こういう問題は誰もが納得する答えは出ないんでしょうね。

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