温暖化で溶け続けるニュージーランドの氷河たち

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ニュージーランドには世界的に有名な氷河が2つあります。
それはFranz Josef Glacier(フランツジョセフ氷河)とFox Glacier(フォックス氷河)です。この2つの氷河が温暖化の影響でものすごい勢いで溶けていっています。

自分たち夫婦は2008年に1回、2012年に1回氷河にいって自分たちの素人の目で見ても「氷が減っているな」と感じたんですけど、やはり本当にものすごい勢いで溶けていて、かなり深刻な状況になっているそうです。

いったいどのくらい深刻な状況なんでしょうか。

温暖化で溶け続けるニュージーランドの氷河たち

Franz Josef Glacier

ニュージーランドの双子の氷河、フランツジョセフ氷河とフォックス氷河は、昨年2015年だけでも世界中から100万人もの観光地が訪れています。

この氷河は世界で3箇所しかない熱帯雨林の中にある氷河なんです。そのため、そんな珍しい氷河を見たいと訪れる方はもちろん、そういう暖かい環境にあるので観光客が氷河に訪れやすいことが人気のポイントになっています。

ところがここ数年地球温暖化のせいで氷河の氷がドンドン減っているんです。

フランツジョセフ氷河とフォックス氷河は山の頂上で氷が作られ、1日約4メートルの勢いで山の上から下に流れてきています。
もし山頂でできる氷の量が溶ける氷の量よりも多い場合、氷河は長くなります。ところが山頂でできる氷の量が溶ける氷の量よりも少ない場合、氷河はどんどん短くなります。このバランスで氷河は成り立っているわけです。

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ところが残念なことにニュージーランドはここ数年とても気温が高いです。
ニュージーランド全土でいうと、今年2月の平均気温は観測史上2番めの暑さを記録しました。またウェリントンに限っていうと観測史上もっとも暑い2月だったそうです。

そんな暑さのため山頂でできる氷の量は少なく、さらに溶けるスピードも早いため、1800年代と比べると氷は約3キロ(全体の20%)も短くなっているそうです。しかもここ数年の溶けるスピードは過去にないほど早く溶けています。

歩いて登ることができなくなった氷河

2015-12-16-Chancellor_Dome_16

氷がどんどん溶けていることで、フランツジョセフ氷河は2012年に、フォックス氷河は2014年に観光客は氷河を歩いて登ることができなくなりました。理由は今まで歩けたところの氷がもろくなってしまったため歩くのが危険だと判断されたからです。

その代わり現在は街からヘリコプターか飛行機で氷が充分あるところまで飛んで、そこに着陸して周辺を歩くもののみになっています。以前なら氷河のすぐ近くまでバスで行って、その足で氷河を登るツアーがありました。150ドルから200ドルくらいで楽しめるツアーでした。

個人的には「氷河を自分の足で踏みしめることができる」という体験は衝撃的で、会う人会う人に「ニュージーランドといえばここがオススメ」と紹介してきたほどです。

ところがそれができなくなってヘリコプターを使わなければ、氷河を歩くことはできず、そのお値段は400ドル(32000円くらい)からと、ちょっと気軽に遊ぶにはお高いアクティビティーとなってしまいました。

普段生活していく中で「地球温暖化」を肌で感じることはあまりないんですけど、こうやって氷河が溶けて氷が短くなっているのを知ると、温暖化は実際に起こっているんだなと感じずにはいられません。すごくお気に入りの観光地なので、今後も何か情報が入ればお知らせしていきたいと思います。

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