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ニュージーランド土産の代表ともいえるマヌカハニー。
実はもう4年以上前に「マヌカハニーのUMFとMGOの違いって何?」という記事を書いたことがあります。
おかげさまでそれからGoogleさん経由で毎月何千人もの人が、マヌカハニーのMGOやUMFの違いを調べに記事を読みに来てくれています。
でも、実はずっと気になっていたことがあったんです。
それはUMFとMGO以外にもマヌカハニーの抗菌力を表す方法があって、それを紹介していませんでした。そこで今回4年以上ぶりにマヌカハニーの数値について情報をアップデートしたいと思います。
マヌカハニーのMGO、UMF、NPA、TAって何?
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マヌカハニーにはさまざまな表記のしかたがあります。
一つ一つの説明は少し小難しいかもしれないので、「あまり小難しいことは読みたくない」という方は1つ1つの説明を飛ばして、最後の「マヌカハニーのMGO、UMF、NPA、TAを換算」だけご覧ください。
マヌカハニーのMGOって何?
MGOというのは、マヌカハニーの抗菌成分「メチルグリオキサール Methyglyoxal」の含有量を数値化したものです。MGOはこの「Methyglyoxal」から3文字を「MethyGlyOxal」という風に取ったものなんですね。発見したのはドイツのトーマス・ヘンレ教授という人です。
MGOは一般的にMGO100とかMGO200、MGO400という書かれ方をしていて、これはマヌカハニー1キロの中に抗菌成分の「メチルなんとか」が何ミリグラム含まれているかを表しています。
つまりMGO100よりもMGO400のほうが抗菌効果は強いということですね。
ちなみにこのMGOはニュージーランドのマヌカハニーメーカー「Manuka Health New Zealand」の登録商標です。
マヌカハニーのUMFって何だろう
MGOは「マヌカハニー1キロの中に抗菌成分が何ミリグラム入っているか」なのですごく分かりやすかったですね。
ではUMFは?というと、ちょっとわかりにくくなります。
UMFはニュージーランドのワイカト大学のピーター・モラン博士が発見したマヌカハニーだけに含まれる特殊な抗菌効果を数値化したもので、ユニーク・マヌカ・ファクター(Unique Manuka Factor)の略です。
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UMFは5+、10+、16+、20+、25+という書き方をします。
どうしてこういう書き方をするのかというと、UMFはMGOのようなマヌカハニーに何ミリグラムの抗菌成分を含んでいるという計り方ではなく、マヌカハニーが「清浄剤・殺菌剤であるフェノール溶液に対して、何パーセントとマヌカの抗菌成分が含まれているか?」を数値化したものです。
わかりやすく書くと
UMF5+はフェノール溶液5%に相当する抗菌効果が、UMF25+は25%の抗菌効果があるということです。
商品にUFMのマークを使うためにはUMF Honey Associationという協会に加入する必要があり、その協会が定めた検査を行い品質が保たれています。
ちなみにUMG10+からはニュージーランドの医療機関でアクティブ・マヌカハニーと呼ばれ、消毒として使われています。
マヌカハニーのNPAって何?
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以前の記事はMGOとUMFだけを紹介したんですけど、それ以外にもNPAと呼ばれる表記のしかたがあります。
NPAは「Non-Peroxide Activity」の略です。
Non-peroxide Activityというのは「過酸化水素以外の効果(働き)」という意味で、MGOの基準にもなっているメチルグリオキサールがどれだけ働いて抗菌効果を持っているかを示したものです。
数値はUMFと同じでNPA5+、NPA10+、NPA15+、NPA20+などがあり、数字の意味はUMFとまったく同じです。
マヌカハニーのTAって何だろう?
最後4つ目は「TA」という表記のしかたです。
TAは「Total Activity」の略で、マヌカハニー独特の抗菌成分以外に、普通のハチミツが持つ抗菌成分の「過酸化水素」を加えた抗菌力を合計の数値として表しています。
例えばUMFが20+で、過酸化水素の抗菌力が10+だった場合、「30+」と書くことになります。
そのため一見UMF30+と勘違いして「お!30+でこの値段は安いじゃん!」と飛びつきそうになるんですけど、実はUMFは20+しか含まれていません。
ちなみにUMFとの紛らわしさからなのか、ニュージーランドでは2015年からTAでの表記が禁止になっています。
マヌカハニーのMGO、UMF、NPA、TAを換算
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アレコレと書いてきたんですけど、「それで結局それぞれの効果の違いは何?」と思った方も多いと思います。自分自身こうやって書いていて、結局何が何だかわからなくなってきました。
そこでMGO、UMF、NPA、TAの違いをひと目で分かるようにしました。
まず「TA」は他の3つとまったく違う評価基準を設けているため、比べることができません。「マヌカハニーの抗菌効果」を純粋に知りたい場合は、個人的にはTA表記されているものはオススメしません。
では、MGOとUMF、そしてNPAを比較したい場合はどうすれば良いでしょう。
思い出して欲しいのはUMFとNPAは同じ基準なので「UMF=NPA」です。
まずはUMFとNPAを基準にしてMGOでいくつぐらいなのか見てみましょう。
UMF 5+ / NPA 5+ … MGO83からMGO260
UMF 10+ / NPA 10+ … MGO 261からMGO353
UMF 12+ / NPA 12+ … MGO 354からMGO511
UMF 15+ / NPA 15+ … MGO512からMGO691
UMF 18+ / NPA 18+ … MGO692からMGO 822
UMF 20+ / NPA 20+ … MGO 823以上
では逆にMGOを基準にして、UMFやNPAでいくつぐらいになるのか見てみます。
MGO 30+ … UMF/NPA換算できません
MGO 100+ … UMF/NPA 5からUMF/NPA 8まで
MGO 200+ … UMF/NPA 8からUMF/NPA12まで
MGO 400+ …UMF/NPA 12からUMF/NPA 15まで
MGO 550+ …UMF/NPA 15以上
日本で買う方がマヌカハニーは安いかも
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今回いろいろ調べていて思ったことがあります。
それはマヌカハニーを買うなら日本のほうが安いかもしれません。ニュージーランドは定価販売のところが多いので、日本の安売り価格のほうが安くなるんですね。
「安い」といってもMGOやUMFが高いマヌカハニーは5000円以上が当たり前です。
でも、我が家ではマヌカハニーなしでは冬を越せないくらいその効果を実感していて、「あ、のどが痛いな」とか「喉がイガイガするな」と感じたらすぐにマヌカハニーをペロッと舐めます。他にもいろいろ効果を実感しているので、お勧めです。
ちなみにAmazon.co.jpはけっこう安くてビックリしました。
しかも、ユーザーのレビューが付いているので評価が高いものを選べるし、中には2個パックで安くなっていたり、複数のメーカーを一度に見比べられるのは魅力的です。
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個人的にはニュージーランドのメーカーの「Manuka Health」や「Comvitaシリーズ」がオススメです。Comvitaのマヌカハニーは冬を迎える前に母親にプレゼントしたり、自分たちでも買って舐めたりしています。