ウェリントンの地ビール工場 約16万円の投資で「一生ビールを飲める権利」進呈

ここ数年、個人や企業の資金集めの手段としてクラウド・ファンディングが頻繁に使われるようになりましたね。

つい先日もニュージーランドの南島、エイベル・タズマンにある私有地のオークションで競り勝ったのはクラウド・ファンディングで資金を集めたクライストチャーチの男性でした。

今日紹介したいニュースはそんなクラウド・ファンディングを使って事業拡大をしようとしているウェリントンの地ビール工場が、投資家の人たちに「一生ビールを進呈する」という権利を打ち出したというお話です。

「一生」ですよ。一生。スゴイですよね。

約16万円の投資で一生ビールを飲める権利がもらえる

Waitangi Day at Waitangi Park, Wellington

地ビールのメーカーChoice Bros Brewingはウェリントンの街の中心地にビール工場兼カフェ・バー「Husk」を4月にオープンしようと準備をしています。

ここではビールの醸造はもちろんウェリントンのコーヒーロースターKaramu Espressoがコーヒーの焙煎所を作り、出来たてのビールや煎れたてのコーヒーを飲むことができるようになります。

経営者のKerry GrayとMike Pullinいわく、ここ数年海外で「ビール工場&コーヒーの焙煎所」を同じ施設に置くことが流行りつつあるらしく、彼らはそれをウェリントンでも実現しようとしています。

今回、新店舗立ちあげに際しクラウド・ファンディングのPledgeMeで150,000ドル、日本円にして1,200万円を集めようとしていて、その投資額に応じたお礼がなされます。そのうちの1つが「一生ビールを飲める権利」なんですね。

金額別:投資するともらえるもの

Heaven Pizza in Wellington

クラウド・ファンディングはお金を出しても見返りを求めない「寄付」するタイプと、お金を出す代わりに何か見返りをもらえるものがあります。

今回Choice Bros Brewingが行っているクラウド・ファンディングは投資額に応じてさまざまなものを見返りとして用意しています。

10ドルから投資はスタートします。といっても10ドルは見返りは特になく純粋な寄付です。そして30ドルでポスターがもらえます。い、いりませんね。。。

そして40ドル60ドルと金額があがって、ビールを1杯飲めたり、オリジナルのTシャツがもらえたりだんだん豪華になっていきます。

75ドル投資すると100ドルのお食事&ビール券、200ドルだと4人分の夕食とビール、その後、ビールツアーがあったり「月1回のイベント」に参加できたりします。

そして500ドルはビール職人の仕事を体験したり、食事とのマッチングをスタッフと行うなど、ビール工場とバーの中を垣間見ることができます。

さらに1,000ドルになると自分でビールの開発をさせてもらえ、お店でも販売してくれるそうです。この500ドルと1,000ドルは「ビールを飲みたい」人ではなく、もっと一歩深いところに入った感じがしますね。

そして2,000ドルの投資をすると一生ずっと1日1杯毎日Choice Bros Brewingのビールを飲めます。名目は「品質検査」らしく、味を保っているか、発表前のビールは発表に値するビールか?などをチェックしつつ、美味しくビールをいただくことができます。

クラウド・ファンディングはスタートしたばかり

Wellington water front

このクラウド・ファンディングはスタートしてまだ数日しか経っていません。終了日は2016年3月31日を予定しています。

これからどうなるのか、楽しみですね。

Choice Bros – Help us make a brew bar | PledgeMe

ところで2,000ドル(約16万円)で毎日1杯飲めるのは安いのでしょうか?

例えばChoice Bro Brewingのビールはウェリントンの某バーで1杯18ドル(330ml)します。これを毎日は無理でも週に2回仕事の帰りに飲みに行った場合、55週間で元を取ることができます。

1年は52週間なので1年ちょっとで元を取れます。そう考えればビール大好きな人にとって2,000ドルの投資は高いものではありません。
ウェリントンはお店の入れ替わりが激しく、新しいお店も2-3年後には姿を消すなんていうことが多いんですけど、1年で元を取れるなら悪く無いと思います。

とは言っても我が家が2,000ドルをビールのために出資するかといえば…しないですけどね。でも、75ドル払って100ドル分の食事&ビール券は庶民的な価格でちょっと魅力的です。

なかなかウェリントンに住んでいないと、今回のクラウド・ファンディングに参加するのは難しいかもしれませんけど、こういう試みは面白いなーと思って紹介してみました。

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