新国旗の投票を永住権取得者はするべきでない?

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以前から事あるごとに紹介しているニュージーランドの国旗が変わるかもしれないという話の続編です。

今回はニュージーランドの政治家が「永住権所有者には国旗を選ばせるべきではない」という発言をしたことについて、どうしてそんなことを言い出したのか?など紹介していきたいと思います。

話の前に。永住権と市民権について少し

Auckland City, New Zealand

今回のニュースの本編に入る前に「市民権」と「永住権」の違いみたいなものに触れておきます。

新しい国旗の投票ができるのはニュージーランドの市民権(国籍)を持っている人、もしくは永住権を持っている人に限られています。

ちなみに永住権(Permanent Resident visa)を持っている人はニュージーランド国籍を持っていません。でも、市民権を持っている人とほぼ変わらない医療や福祉など受けることができます。
そして市民権(Citizen)はニュージーランド国籍を有することになります。

そのため二重国籍を許していない日本は永住権を取得することはできても、市民権を得たい(ニュージーランド国籍が欲しい)場合は日本国籍を捨てなければいけません。

また、もしニュージーランドで市民権を取りたい場合は、永住権を取得し、なおかつ5年間ニュージーランドで生活をしている必要があります。

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新国旗の投票を永住権取得者はするべきでないとの声

the chosen

ニュージーランドの政治家であり、New Zealand Firstという政党の党首であるWinston Petersがインタビューでこのように答えていました。

ニュージーランド市民(国籍を有する人)のみが未来の国旗を投票する権利を持つべきだ。もし国旗について意見があれば、国の一部(国民の1人)としてニュージーランドという国に捧げる(コミットする)べきだ。

さらに付け加えて

他の国はよそ者(outsider)に国の象徴を決めさせることはしない

と述べました。彼からすれば永住権取得者は「よそ者 outsider」なんですね。

もともと彼が属するNew Zealand Firstという政党は政策として「移民を増やすこと」に反対しています。

Winston Petersは1年半ほど前に中国人を揶揄した発言をして問題になり、さらに「その発言に対して謝罪するつもりはない」と述べたことがあるなど、外国人とくにアジア人の移民に対して強硬な姿勢を示しています。

今回の件も市民権を持たないもの、つまり移住して5年未満の人、もしくは永住権にとどまって市民権を取らない人が、国の象徴である国旗を変えることに口を挟まないで欲しいと述べたわけですね。

個人的にはこう思う

My Auckland

個人的には永住権を取得しながら、こういう国の大切なことに参加できるのは素晴らしいことだと思います。

ただその反面今回のような意見が出てくるのもわからないではありません。

例えが変かもしれませんけど今回の話を大企業で例えた場合で考えてみましょう。

企業のロゴ(国旗)を新しく決めるときに、社長(首相)だけで決めるのか、役員(政治家)が決めるのか、正社員(市民権を持つ人)も投票などで参加できるのか、それとも準社員(永住権を持つ人)も投票に含めるのか?、さらに契約社員やアルバイト(ワークビザを持つ人や留学生)まで含めるのが良いのか?どれが良いのでしょう。

それと今回の話は似ているのかもしれません。
きっといろいろな立場の人がいて、それぞれの思惑とか思いがあっって、いろいろな意見が出てくるはずです。

こういうことも多民族国家だから起こるのかな?とちょっと思ったニュースでした。

ちなみに国旗を選ぶための国民投票がもう1−2ヶ月で始まるはずです。
またどんな投票用紙が届いたのかなど、紹介できたらと思います。

情報元

Only citizens should vote on flag change – NZ First | Radio New Zealand News

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