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今日はいつか「ザ!世界仰天ニュース」で取り上げられそうな、ニュージーランドで起こった仰天なニュースを紹介します。
ダニーデンとアメリカのテネシー州でスカイプをしていたアナ(Anna)とメロディー(Melody)。メロディーは突然スカイプ中に泡を吹いて倒れてしまいます。
そこでアナはいろいろ試みた結果、ある機転を効かせてメロディーを無事に救い出すことに成功します。
さてアメリカにいるアナはいったいどうやってダニーデンにいるメロディーを助け出したのでしょうか。
このページの目次
地球の反対側で倒れた人をどう救いだす?
アナ(Anna)とメロディー(Melody)は付き合い始めて1年半、先日婚約をしたばかりで幸せいっぱいのカップルです。現在アナはアメリカのテネシー州に、そしてメロディーはニュージーランドの南島にある都市ダニーデンに住んでいます。
2人は離れ離れに住んでいるため定期的にスカイプで話をし、その日は一緒に住むときに向けてどんなものを家に置くのかなど話していたそうです。
するとダニーデンに住むメロディーは突然黙りこみ、呼吸が不自然になってきました。アナはメロディーに大丈夫か聞いたところ返事はなく、そのまま座っていたベッドに倒れこみ、さらに口から泡を吹き始めました。
ビックリしたアナは兄弟に助けを呼ぶ
画面の向こうで倒れてしまったメロディーを見たアナはまず、メロディーに何度も声をかけました。泡を吹いたまま倒れたので、その唾液が喉に詰まったら死んでしまうと思ったからです。
ところが彼女はまったく反応しません。
どうしていいか迷った彼女はアメリカに住む彼女の兄弟デイビッド(David)に助けを求め、ダニーデンの警察に電話をお願いするように頼んだそうです。
ところが携帯電話はプリベイド式で国際電話をかけるのに十分な残高がありませんでした。
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同じ救急部隊同士で何とかできないか
自分たちでニュージーランドの救急車を呼べないとわかった彼女は今度は日本でいう119にあたるアメリカの911に電話をしてみました。
そして相手に事情を説明し、自分たちで電話ができないから同じ救急部隊同士ということで、ニュージーランドに電話をしてもらえないか聞いてみました。
ところが答えは「申し訳ないけど僕たちには何も出来ない」と断られてしまったそうです。
Facebook経由で助けを求められないか
自分たちは電話をかけられない。アメリカの救急部隊経由で依頼することも出来ないとわかった彼女たちはFacebookで繋がっているニュージーランドの友人に頼んでみようと試みます。
ところが時刻は平日の昼間。全然Facebookで連絡を取れる人はいませんでした。
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そして思いついた方法がアナを救う
いろいろ悩んだ末、アナはRedditというウェブサイトを思い出します。
Redditというウェブサイトは日本ではあまり有名ではありませんが、世界的には非常に有名な掲示板のようなサイトです。
たった1ヶ月で2億人が利用し、80億ページビューもある巨大サイトで、その中には「ニュージーランド」カテゴリーもあり、6万人以上が登録しています。
そこに助けを求める書き込みをしてみてはどうだろう?と思いつき、書き込んでみました。書いた内容は以下のとおりでした。
A friend of mine at 〇〇(住所) in Dunedin is having a seizure, please call 111(救急) and get someone over there. Let me know when it is done. I’m in the USA and do not have international calling.
ダニーデンの〇〇に住む友人が脳卒中で倒れた。111に電話をして誰かをそこに寄こしてください。
終了した時は教えて下さい。私はアメリカに住んでいて、国際電話をかけられません。
すると投稿を見たユーザーたちはこれが本当に助けを求めているのか、それともただのいたずらなのか判断できず、誰も救急部隊を呼ぼうとしませんでした。
ところがクライストチャーチ在住24歳の女性ジャナ(Jana)が、そういういたずらをするユーザーはプロフィールを見るとユーザー歴が浅く、いたずらをするためだけに作ったアカウントだとすぐわかるのに対し、アナのアカウントは昔からあることに気が付きました。つまり、このメッセージが本物だと気が付いたんです。
そこでジャナは警察と救急両方に電話をし助けを呼びました。
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画面越しに行われる救出劇
アメリカにいるアナはメロディーが倒れた後もずっとスカイプを通して、メロディーの様子を見ることができました。
するとRedditに投稿してしばらく経ってから、メロディーの家のドアを誰かが強くノックする音が聞こえました。さらに「大丈夫ですか?」という声も聞こえてきたそうです。
もちろんメロディーは意識がないので返事をすることができません。
そこでアナがスカイプ越しに大きな声で「助けて!」と叫び続けました。
そしてそのあとすぐに救急部隊が部屋に入ってきて、アナはメロディーが助けだされる様子を画面越しに見届けることができました。
メロディーは病院に搬送され検査を受けたところ、脳卒中などではなく「てんかん」を起こしていたことがわかりました。命には別状なかったそうです。
アナはその後のインタビューに対して
メロディーの唇がみるみるうちに紫に変わって口から泡を吹きながら倒れてしまったのを今でも鮮明に覚えています。今でもその時のシーンを頭から消し去ることができません
と述べていました。
映像が繋がっているからこそ、救うことが出来た部分もあり、映像が見えていたからこそ相手がどう倒れてしまったのか、どんな状態なのか手に取るようにわかるのは切ない部分だったり、スカイプで繋がっていたことが良かったような、悪かったような。。。ですね。
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スカイプやFaceTimeは世界を狭くする
今回の出来事とはあまり関係ないんですけど、インターネットが早くなったり、iPhoneなどのスマホやiPadなどのタブレットができたおかげで、スカイプとかFaceTimeが気軽にできていろいろ便利になりましたね。
我が家でも娘を見せるために日本の両親にFaceTimeをよくやったり、日本に住んでいる方と仕事の話をするときは電話ではなくスカイプやFaceTimeを使ってやり取りをしています。
電話やメールのような表情が見えない手段ではなくて、実際にどんな人と話をしているのかわかるのは安心感が違います。
今回のようにカップルでアメリカとニュージーランドにいたり、ホントこういう技術は世界をいい意味で狭くしてくれます。