CHCから去っていく人たち

気のせいかもしれないけど、ここへ来て「私たちクライストチャーチを離れることにした」という声をよく聞く。
取引先の肉屋さんや水道屋、それ以外にもよく来てくれているお客さんでもパラパラとそんな話がある。



This photo was taken by geoftheref

2010年9月4日にM7.1の地震があってからもうすぐ10ヶ月。
9月の地震、2月の地震の直後はわりと自分の周りの人たちはクライストチャーチを出ていかなかった。
「もうこれで終わりだ」「このあとは復興するだけだ」と信じていたようだ。

ところが小さいのも含めたら余震の数は7000回以上。
「もう大きいのは来ない」と信じているところに来る大きな余震。気持ちが折れるのも仕方がない。

ニュージーランド人はオーストラリアに移り住むことができる。それに移民の国だから、移民してきた人は自分の国に帰ることもできる。

ニュージーランド国内に移動してもクライストチャーチから逃げてきた人たちで溢れかえっている。

だったらどうせ同じ新しいことをするなら、景気が良い、そして地震がない場所へ行きたいという気持ちはわからなくない。

日本人と比べると彼らはラッキーだなって思う。
日本人のいったい何パーセントが自分の意志だけで海外に移り住めるだろう?今あれだけ甚大な被害が出て、しかも原発の恐怖にさらされていて、でも日本から出れない人がきっと人口の95パーセントくらいいるかもしれない。

出て行く人たちを責めることはできない。
彼らの人生だし、不安を抱えながら生活したくない気持ちは十分わかるから。

でも、どこか寂しい。

まぁ、正直なことを言うと
その人口流出のおかげで、自分の永住権を取れる確率が上がるなら、そんな流出も歓迎だったりする

あー。そんなこと言っちゃいけないのに。

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