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ニュージーランドの「ハカ」といえば、日刊ニュージーランドライフの読者の方なら知らない人はいないかもしれないほど、ニュージーランドの文化と密接に結びついた踊りですね。
ここ最近はラグビーワールドカップで日本チームが活躍したことで、ラグビー自体の注目度が上がり、結果優勝国ニュージーランド代表チームのオールブラックスが踊るハカも今までよりずっと知名度が上がりました。
そんなハカなんですけど、以前「ハカはさまざまな行事で踊られる」と紹介したことがあります。その記事の中で紹介したのが亡くなった男子校の先生を見送る男子学生による「故人を偲ぶ」ハカでした。
今回は悲しみを表現するハカではなく、結婚式という晴れの舞台、しかも途中から新郎新婦も参加するという祝いのハカです。
祝いの場で踊られるハカTika Tonu
今回、結婚式で踊られたハカはTika Tonuと呼ばれ、主に祝いの席で踊られます。
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Facebookにアップされた動画は「いいね」が31.4万、コメントが4.6万、さらにシェアが40万、再生にいたっては3,600万回も再生されました。
最初の1分35秒は結婚式に参加した人たちのみで踊られていますが、その後新婦がジャケットを脱いでハカに参加、さらにそのあと新婦も参加しますのでその辺が見どころです。
では、動画をご覧ください。
Awesome HAKA at a wedding reception. #ProudPolynesiansClick on link for a better understanding of the New Zealand Maori Haka: http://www.folksong.org.nz/tika_tonu/Video: Westone Productions Limited
Posted by I’m Proud to be Tongan on Wednesday, January 20, 2016
どうでしたか?
参加者全員の高ぶった気持ちがものすごく伝わってきますね。新郎新婦が参加するまでの場の盛り上がりと、最後に訪れるハカに参加した人たち同士が静かに、でも気持ちをいっぱい込めてハグをする姿はちょっと涙腺がウルッとしました。
きっとその場にいたら、伝わってくる熱みたいなものが全然違うんでしょうね。
ちなみにこのハカTika Tonuは21才の誕生日(英語圏で大切な誕生日)や卒業式などで踊られたり、目上の人に敬意を払ったり尊敬の意を込めて踊られるものです。
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もともとはホークス・ベイ(Hawkes Bay)の部族の長が息子のために作ったものとされています。
ハカといえばオールブラックスの試合前のものばかり想像してしまうんですけど、いろいろあるんですね。また違うパターンのハカを見つけたら紹介したいと思います。