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今日は自分がその場に遭遇していたら、ものすごく怖かっただろうなという話を紹介します。
1月16日の深夜、ニュージーランド航空の東京発オークランド行きの便が、離陸から約1時間が経った夕食の時間帯に乱気流に巻き込まれ一時騒然となったそうです。
その騒動の中、写真を撮ってのちにどんな出来事があったのか、写真とともにSNSでシェアした人がいて、ニュージーランドに限らず海外のニュースで取り上げられています。
乱気流に巻き込まれた機内はどうなっていたのか
その便には294名の乗客と13人のクルーが乗っていました。
ニュージーランド航空に乗ったことがあるかたなら知っている人も多いと思うんですけど、飛行機は離陸後1時間くらい経つと夕食が配られます。
乱気流に巻き込まれたのは、そんなある意味一番起こって欲しくない時間帯でした。
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飛行機は二度にわたって大きく揺れ、乗客は悲鳴をあげたそうです。
乗客たちのテーブルの上に置いてあった食事は宙を舞い、通路は食事や毛布などが散乱する事態に。
その時の写真の写真がこちらです。

この写真をアップした人は写真とともにこんなことを書いていました。
以下、SNSにアップされた英語の会話のなかから当事者が書いたものをまとめて意訳したものです。
突然のことで本当にビックリしました。
この世の終わりかと思いました。事件が起きたのが10時間フライトの最初の1時間だったので、(オークランドに)到着する頃の臭いは想像できると思います。スタッフは飲み物や食べ物が飛び散った天上を拭いたり、歩きまわって床に落ちたものを拾ったりしていましたが、機体に搭載されている機材に限りがあるため、多くの乗客は自分たちで身の回りをキレイにする必要がありました。
またフライトアテンダントの1人は指を酷く切り、別のスタッフはお茶で火傷をしていました。
乗客は本当に怖がっていましたが、みんな状況・状態を理解していました。
スタッフはできる限りのことをし、あの酷い状況下のなかで乗客ができるだけ快適に過ごせるよう努めていました。スタッフは天上まで拭くなど、称賛に値する働きをしていました。
食べ物は至るところに飛び散り、その中を歩くような状況でした。
そのため靴は汚れてしまいました。空港の検査犬は降りてきた乗客の臭いを嗅ぎ回っていました。
機内で状況が落ち着いたあと、フライトアテンダントが予測できない乱気流に巻き込まれてしまったこと、パイロットが航路を調整中であること、また機体に乱気流によるダメージは一切ないことを伝えたそうです。
乱気流は予測できないの?
飛行機に乗っていると乱気流に巻き込まれないかどうかは、気になるところですよね。今回の機体だってそもそも「巻き込まれなければいいのに」と思う人もいるかもしれません。
ところがいろいろ調べてみると、乱気流の予測はかなり難しいそうです。
具体的な「発生する場所」はわからず「警戒域」がわかる程度で、その警戒域以外の場所でも乱気流は発生しています。
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また大きな対流を生んでいる雲は目視できても、雲1つないところでは予測が難しいそうです。
乗客ができることは何?
そんな予測をしにくい乱気流。
乗客ができることは「シートベルトを常に付けている」ことと、実際に「巻き込まれてしまったとき、乗務員の指示に従って、落ち着いた行動を取る」ことです。
今回のようにまったく予測出来ていない場合、シートベルトをしていないで急に高度が変わったりすると、大人でも体が浮いて怪我をすることがあります。なので、席を立つとき以外はシートベルトをしておきましょう。
それと閉鎖された空間でむやみに騒ぎ立てると、騒ぎの連鎖が起こってしまうかもしれません。そんな閉ざされた空間で負の連鎖が起こったら、長時間のフライトが大変なことになってしまいます。
個人的に思うこと
きっと今回の飛行機の乗客の半分以上が日本人だと思います。
つまりこれからニュージーランドを旅して、再び日本に飛行機で帰るわけです。16日の便ということはその便に乗っていた人のほとんどがニュージーランドにいるんですよね。
きっと帰りの飛行機はすごく怖いと思うんです。眠れないかもしれません。
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そんな彼らがニュージーランドの旅をできるだけ楽しんで、また帰りの便で何もなくスムーズに帰ってくれることを祈るばかりです。
それと今回起こったような乱気流に巻き込まれないような航空会社を選ぶことはできません。
なので、巻き込まれてしまってからの対応が良い航空会社を選びたいなと思いました。
安全面でいえばニュージーランド航空はここ何年ものあいだ世界で最も安全性が高い航空会社に選ばれています。
また、ニュージーランドに住む友人で飛行機のパイロットをしている人がいるんですけど、ニュージーランド航空は他の航空会社と比べてパイロットの採用基準が高く、熟練のパイロットしか採用されていないそうです。
そういうのは非常に心強いですよね。
あとはこの便に乗っていた人たちが、その後どんな対応を受けたのか気になるところです。夕食はろくに食べられなかっただろうし、その後も不可抗力で起こってしまったこととはいえ、残りの9時間10時間は決して快適なものではなかったと思います。
もし、その後どうなったのか知っている方がいたら教えていただけると嬉しいです。
最後に。
こういった騒動が起こったことで「機内では常にシートベルトをしていよう」と強く思いました。ホント何が起こるかわかりませんからね。
情報元
- 'Air NZ staff deserve a medal' – severe turbulence sends meals flying | ONE News Now
- Flight from Tokyo to Auckland hit a patch of severe turbulance during dinner service yesterday. : newzealand