【発表】クライストチャーチ大聖堂の今後について

クライストチャーチにある大聖堂といえば2011年の地震から5年弱経った今でも周り柵で覆われ、放置状態が続いています。

今日2015年12月23日、クライストチャーチ大聖堂の前で教会側の人と政府の人が「今後の大聖堂について大きな発表をする」という事前発表が行われ、夕方4時半に報道陣や一般の人たちに向けて今後、大聖堂をどうするか。という発表がなされました。

ここ何年もずっと大聖堂をどうするかもめていたので、今回の発表は大きな注目を集めて新聞テレビなどで大きく取り上げられました。

今までもめていた内容

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これまで今までの教会の形を維持したい修復・再建派と、今ある教会を壊してしまって新しいものを建てる派の人たちでずっとどちらにするか膠着(こうちゃく)状態を続けていました。

再建するためには現状を維持しつつ、修復はもちろん耐震構造など基礎から作りかえなければいけないため費用と期間がかかってしまいます。費用は約1億から2.2億ドル、日本円にして90億円から200億円します。完成は2022年になるそうです。

そして新しく立てる場合のほうが費用は安く、また期間も短くなります。
従来の建物のようなゴシック調のもので8,500万ドルから1.8億ドル(70億円から150億円)、もっとモダンな建物の場合は5,600万ドルから7,400万ドル(47億円から63億円)で期間は立て直すより3年早い2019年に完成とのことでした。

個人的に意外だったのは、教会側のトップは安全性や費用のことを考えると再建せずに新しいものを立てた方が良いと考えていました。逆に歴史的な建造物を守ることを主眼にした人たちが「再建すべきだ」と強く反対していました。

今日発表になったこと

Love my Orange Bear

今回の発表は44ページにも及ぶ書類を手にした教会側と政府側によって、クライストチャーチ大聖堂のいく先を決める大事な決定をしたということで、記者会見が開かれました。

その結果、「取り壊して立て直す」という主張を通していた教会側が折れて、「安全性と費用の面がクリアになるなら、再建でも良い」と発表しました。

再建するためには修理はもちろん修復、そして建物全体の耐震構造などを含めた構造の組み直しなどをクリアしつつ、費用の問題もクリアしなければなりません。

今回の教会の合意を元に対策委員会は実際に工事をした場合に幾ら費用がかかるのか、また期間はどうなるのか、本腰を挙げて調査に当たるそうです。

つまり調査結果で「安全性が確保されて予算的な問題をクリアできる」と判断されたら、今までの大聖堂と見分けが付かないほどの元通りになるそうです。

このニュースを受けた新聞読者の声は

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今回のニュースを報じたstuff.co.nzという新聞サイトには読者の人たちから200件以上の声が寄せられました。

それらの声のほとんどが「再建できる・できない」よりも、「判断の遅さ」や「判断力の無さ」「決定したと言いながらの曖昧な判断」に呆れる声ばかりでした。

地震から5年弱経って、未だに再建できるのかできないのかキチンとした調査が行われていないことや、今回の判断もすごく曖昧で「やっぱりお金足りないから作れないや」と言いかねない状態です。

再建の場合2022年完成と発表されていましたけど、このままだとあと10年15年は完成しないのかもしれないなと感じてしまいました。

個人的にはニュージーランドは歴史が浅い国なので見た目は昔の状態そのままに戻せるなら戻して欲しいと思います。中途半端に再建して、日本にあるお城で遠くから見るとお城でも中に入ると鉄筋コンクリートでエレベーターがあったりするのはやめて欲しいです。

でも、とにかく今の膠着(こうちゃく)状態から抜け出して前に進んで欲しいなと願います。

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