ニュージーランドの動物園にパンダが来る!?

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ここ1週間ほどニュージーランドのニュースはラグビーワールドカップ以外にも「ニュージーランドにパンダが来るかもしれない」という話題がよくニュースや新聞で取り上げられています。

日本では東京の上野や和歌山、ほかにも神戸にパンダがいるので「おっ!すごいじゃん!」とは思わないかもしれないんですけど、南半球にはオーストラリアのアデレードにいる2匹のパンダしかいないんです。

しかも、ニュージーランドは3年前に初めてゴリラが来た!とニュースになったほどです。
そんな中、パンダが来るかもしれないというニュースはラグビーワールドカップ開催中でも話題性が薄れないくらい強烈なインパクトがあるみたいです。

どこの動物園に呼ぼうとしているの?

Panda

今、パンダを呼ぼうとしているのはオークランドではなくウェリントンです。

実はもともと2011年にパンダを中国から持ってこようとする動きがあったんです。ところが2011年に起こったクライストチャーチの地震で、その話は立ち消えてしまいました。

それから4年。満を持してパンダ誘致プランを再起動させたみたいです。
ウェリントンの副市長Justin Lester曰く、資金的なことや今後のプランを詰めていきたいと話し、ウェリントン市民もパンダが来ることを歓迎しているはず。それによるウェリントン市の経済効果も非常に大きいそうです。

しかも、ウェリントンはパンダが過ごすのに適した気候で、笹も育つし、ウェリントン動物園にはパンダを飼育する知識を持った職員もいるから最適であると述べていました。

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ところが、パンダを迎え入れるには専用の厩舎を作ったり、動物園自体の動員数が増えることを見越した施設全体のアップグレードが必要になると言われています。
最初にウェリントンが出した数字は1,000万ドル(8億円)なんですけど、2009年に南半球で初めてパンダを誘致したアデレードの動物園はその3倍かかったそうです。それからすでに6年経っていることから初期費用は5,000万ドルから1億ドル(約40-80億円)かかるのではと試算されています。

さらに今回初めて知ったんですけど、パンダは中国がリースする形になり年間で1匹で130万ドル(約1億円)のお金を払わなければいけません。

そんなお金どこから出てくるのか

Mei - Panda (2)

新聞やテレビによると多くの人が「パンダが来るかもしれない」というニュースを聞いた瞬間はちょっと明るい気持ちになるそうです。

ところが蓋を開けて初期費用にいくらかかるのか、また年間で1億円もの大金が中国に行くことなどを考えた時に、それだけの費用対効果をパンダに見込めるのか?という大きな疑問を多くの人が抱くことになります。

ちなみに、オーストラリアの人口130万人の都市アデレードにある動物園は、今でも南半球に唯一のパンダということもあって、初年度は入場者数は70%も増えたそうです。

その後1年半が経った頃から入場者数は減り、今では2匹のパンダが来る前の入場者数が35万人だったの対して、入場者数は10%増えた程度の40万人にとどまっているそうです。しかも初期費用と毎年中国に払う金額を考えると、パンダが来たこと自体はアデレード動物園にとってマイナスになっています。

ちなみにウェリントン動物園の入場者は2012年の数字で11万人です
40万人の入場者でも採算が取れていないのに、来場者数が10万人ちょっとの動物園がいったいどうやったら採算取れるのか、ちょっとよくわかりません。

個人的にはウェリントンでパンダを見れるのはいいなーと思う反面、その分のお金をクライストチャーチの復興に当てたり、オークランドやウェリントンで起こっている深刻な住宅価格の高騰とか別のところに使ってくれないかな?というのが正直なところです。

それと中国は全世界の動物園に300体のパンダをリースしているそうです。
ということは1体1億円のリース代が毎年入ってくると考えたら、中国はパンダだけで300億円も稼いでいるんです。それってすごいですよね。

正直そっちの方が今回のニュースで「へーー!」となったことかもしれません。

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