20人に1人が銃を所持 銃犯罪が増加中のニュージーランド

スポンサーリンク

できるだけ日刊ニュージーランドライフでは、ニュージーランドの良いところ・面白いところを紹介しようと思っているんですけど、今日は楽しい話ではありません。むしろ残念なお話しです。

ここ最近ニュージーランドでは銃犯罪が多発していて、ニュースや新聞などで取り上げられています。
数えてみたところ先月8月だけでも大きなものだけで4件の発砲事件が起こりました。

今日もウェリントンの中心地から車で45分ほどのところにあるアッパーハット(Upper Hutt)という街で発砲事件が起こりました。

猟銃を持った男性が街中を歩く怖さ

Rare H&K shotgun, the 512

事件が起こって10分ほど経った頃、たまたまアッパーハットにわりと近い峠の駐車場にいました。

その峠で写真を撮っていたら、何台ものパトカーがものすごい勢いでサイレンを鳴らしながら走っていて、居合わせたニュージーランド人のおじいちゃんと「何が起こったんだろう?」と話をしていました。

その時は「峠で事故でも起こったのかな?」とか「でも、救急車が来ないってことは事故じゃないのかな?」と話してたんです。
でも、実際は猟銃を持った男性が街の中を歩き、さらにマクドナルドに入って発砲しました。

店内にいたTracyさんは彼女のお客さんと一緒にいました。
Tracyさんは足が悪く、車いすに乗っていました。彼女は最初、犯人が店内に入ってきたとき気が付かなかったそうです。でも、犯人が散弾銃を発砲して「ここから出ていけ!」と叫んだときに初めて自分たちが非常事態にいることに気が付きました。

スポンサーリンク

もちろん店内はパニック状態です。犯人は「ここから出ていけ!」と叫んでいるので、店内にいたお客さんは出口に殺到します。ところがTracyさんは車いすのため思うように動くことができませんでした。

それに気が付いた犯人はTracyさんのところに歩いてきます。Tracyさんはもうダメだと思いました。ところが犯人は「お前に危害を加えるつもりはない。出ていけ」と言いました。

その後、警察が犯人を説得しているときに、犯人は散弾銃を警察に向けて発砲。そして最終的に警察官が犯人に向けて銃を発砲し、負傷した犯人は亡くなったそうです。

背筋がゾワッとなって怖かったのは、その事件の様子を映し出した映像よりも、散弾銃を持った男性が街の中を歩いている写真を見たときでした。

自分がその場に居合わせたら。予定よりも早く目的地に向かって「アッパーハットでお昼でも食べよう」なんて話していたら、自分たちも事件に巻き込まれていたかもしれません。

ニュージーランドで銃を所持するのは簡単?

the young leader

ニュージーランドでは警察が使うような拳銃を所持することは少ないようなのですが、猟銃を持っている人は意外といます。
というのも、ニュージーランドではスーパーマーケットの雑誌コーナーに「園芸」「美容」「ゲーム」「育児」と並んで「ハンティング(狩猟)」の雑誌が並んでいるほど、狩猟をする人の人口が多いんです。

以前の職場Maruia Springsは山の中にあって、そこに来るお客さんもホテルのチェックインで「今日はこれから鹿を取りに行ってくる」とか話していたり、別のお客さんはチェックインの時に「キッチンの冷蔵庫に保存してほしいものがある」と言われて、聞いてみると「鹿の頭と角」だったりしたことがありました。
そんなのホテルの受付で渡されたらギョッとしますよね。

ちなみにニュージーランドにどのくらいの銃があるのかというと。
10年ほど前、2006年のDominion Postという新聞によると、当時22万人がライセンスを所持し、わかっているだけで110万丁もの銃がニュージーランド国内にあったそうです。

銃のライセンスを取るためには警察で行われる講習とテストを受けたあと、後日面接を受けなければなりません。
それと、犯罪歴、薬物の使用履歴、お酒を飲んでトラブルを起こしていないか、周りで銃を悪用しそうな人がいないかなどの身辺調査、銃を護身用に使わなさそうかなど掘り下げて調べていくそうです。

もし今でも22万人が銃のライセンスを所持しているとしたら、ニュージーランドの人口は450万人なので20人に1人が合法的に銃を所持していることになります。それって怖くないですか?

今後怖いことが起こらないのを祈ります

以前、人間の心理として、電車に飛び込む事故がテレビで報じられると飛び込み事故が増えたり、特定の種類の犯罪が話題になると、それをマネする人たちが増えるとテレビで紹介していました。

最近やたらとテレビで銃犯罪が報じられているので、それを真似る人が増えないことを本当に祈ります。

こんな記事もよく読まれています

スポンサーリンク

COMMENTS