クライストチャーチの復興目的でワークビザを大幅緩和

スポンサーリンク

今日はクライストチャーチ復興のために、ニュージーランドの移民局が発表したワークビザの緩和について紹介します。

クライストチャーチは2011年2月に大地震が起こり、街の中心部が倒壊してしまったことは今でも記憶に新しいことです。
あれから4年が経って街は徐々に復興してきましたが、未だに街の中心地にはたくさんの空き地や取り壊しを必要としている建物があります。

ところが以前にも記事で紹介したことがあるんですけど、クライストチャーチは復興に必要とされている労働力が慢性的に、そして圧倒的に足りない状態が続いています。

そこで今回、ニュージーランドの移民局が新しい施策を発表しました。
この施策によって労働者は労働環境の改善が行われ、また雇用主も外国人労働力の確保をしやすくなるそうです。

それではいったいどんな施策なのでしょう。


Re:Start Mall Heart
© Dave Smith

企業に取っても労働者にとっても良い環境作り

政府は2016年末までにクライストチャーチ復興のためにどれだけ人が必要か試算しました。
その結果、現状よりさらに5000人必要であるということがわかりました。そこで、ニュージーランド人の雇用を確保しつつ、それだけでは人手を集めることができないため、雇用主にとって外国人労働者を確保しやすく、また外国人労働者が働きやすい環境作りをすることにしました。

その結果が今回のワークビザの大幅緩和です。

今回、ニュージーランドでこれから働きたいと思っている人たちに関係する変更点は主に2つです。

スポンサーリンク

1つは今まで1年ごとにビザの更新が必要だったのが、2015年7月からは3年間のビザが降りるようになりました。
そうすることで雇用主や雇用者は1年に1回ビザを更新しなくてもよくなったんですね。

そしてもう1つはワークビザはビザのサポートをした会社で、決められたポジションでしか働くことはできません。
例えば「◯◯建設」という建設会社で、工事現場員というポジションのビザをサポートしてもらった場合、◯◯建設で工事現場員の仕事しかできません。同じ仕事で▲▲建設に転職したり、または同じ◯◯建設で事務員の仕事をしてはいけません。

もし別の会社で働きたい場合は、その旨を移民局に申請して許可を得る必要があります。

ところがクライストチャーチの復興の仕事をする場合(ほとんどの場合が建設系にあると思うんですけど)、同じポジションであれば別の会社で働くことが許されるようになりました。

そうするとどうなるか。
2015年7月以降は◯◯建設は時給が20ドルだけど▲▲建設から23ドルのオファーが来るなど、別の会社からいい条件が提示された場合、移民局に申請しなくても転職することができるようになったんです。

Christchurch Earthquake (2015, the recovery begins)
© Carlos F

なぜそんなことをしたのかというと、一部の雇用主は外国人労働者が「ニュージーランドで生活をしたい」という願い・気持ちの足元を見て、「ビザをサポートする代わりに」といってニュージーランド人を雇うよりも悪い条件で人を雇ったりしているからです。

もし雇用される側が会社に縛られなければ、別の外国人労働者にもキチンとした対応をする会社に移ることができます。
そうすることで労働者はよりいい条件のところで働くことができ、地域としては労働力を確保することができます。企業としても良いスタッフにキチンとした対価を払ったり、労働環境を提供することでよりスタッフを集めやすくなります。

土木系・建設系の仕事をしている人に取ってはチャンス!?

今回のビザの緩和はクライストチャーチの復興に携わる人たち=主に土木系・建設系に従事している人たちが対象です。
もちろん英語をある程度しゃべれないと仕事にはならないので英語力が必要にはなるんですけど、土木系・建設系の仕事をしている人に取って、クライストチャーチは仕事を得やすい環境のようです。

今回のビザはあくまでもワークビザです。永住権ではありません。
もちろんいろいろ越えなければいけないハードルはありますけど、まずはワークビザを取ってそのあと永住権に繋げることは不可能ではないですね。

今回は土木系・建築系の仕事をしていない人にとっては関係のない話だったかもしれませんが、今後別のジャンルなどでビザの緩和が発表されたりしたときは紹介していきたいと思います。

情報元:

スポンサーリンク

こんな記事もよく読まれています

COMMENTS