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日本と季節が反対のニュージーランドは、これから冬に向かっていきます。
今日もウェリントンは南極からの寒波が来て、気温は10度。
しかも、風の街ウェリントンなので風が強く体感気温は7度らしいです。もう冬です。
さてさてそんな余談はさておき。
ニュージーランドを旅行する人の中には自分でレンタカーを借りて運転する人もいると思います。
ニュージーランドは右ハンドル左車線、車の交通ルールや標識も日本で運転している方ならわかるものばかりなのは良いんですけど、慣れない国で雪に降られるとちょっと困ったことになりますね。
そこで今回はニュージーランドを冬、運転するのに知っておきたい4つのことを紹介します。
このページの目次
01:旅行先で雪の心配があるかどうか知っておこう
ニュージーランドは北島ではほとんど雪が降ることがありません。
降ったとしてもわりとすぐに溶けてしまうので、そんなに心配する必要はありません。北島で心配するとしたらトンガリロ国立公園にあるWhakapapa Skifieldというスキー場に行く人くらいです。
この写真はWhakapapa Skifieldで9月末に撮ったものです。もっと早い時期はもっと雪が積もっているはずです。
南島の場合、場所によって雪が降ります。
特に標高が高い峠(Lewis Pass, Arthurs Pass)は冬になると積雪で道が閉鎖されること年に何度もあります。以前の職場Maruia SpringsはLewis Passのど真ん中にあったため、道が閉じるのを何度となく経験してきました。
あとは目安としてクライストチャーチより西を旅行する場合は気を付けることをオススメします。
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02:冬のあいだは天気予報をチェック!
当たり前なんですけど、冬のあいだ、特に6月下旬から9月上旬くらいに車で旅行をする人は天気予報をチェックしておきましょう。
ニュージーランドの天気予報は日本のように細かく出てきません。
というのも、日本みたいに人口が多くないので小さな街の天気予報までは教えてくれないんです。
なので、2つの天気予報を自分で見ることをオススメします。
どちらもニュージーランドの気象庁MetServiceが出しているもので、1つは都市ごとの天気予報。もう一つは全国の雨の予報です。
街ごとの天気予報を見る
街ごとの天気は向こう10日間の天気予報とその日と翌日の降水量、風の強さなどがわかります。
スクリーンショットで紹介したかったんですけど、割と縦長のページで紹介しずらいのでクイーンズタウンの天気が見れるページのリンクだけ貼っておきます。他の都市もそのリンクから探せます。
Queenstown Weather – MetService.com
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全国の天気は例えばクイーンズタウンからダニーデンに移動したいとき、以下のようなルートで行くのが比較的近いです。
全国規模の天気予報を見る
天気予報は例えばクイーンズタウンとダニーデンの天気は教えてくれても、その間にはある小さな町の天気予報は教えてくれません。でも、全国の雨の予報ページ「3 day Rain Forecast」を見れば雪が降りそうかどうか見当を付けられます。
これがその天気の画面です。
青や緑、オレンジの場所は雨が降ります。青が降水量が少なくて、黄緑→緑→黄色→オレンジ→赤と雨の量が増えていきます。サーモグラフィーと似た感じなのでわかりやすいですね。
そして紫の線の中が雪が降るかもしれないエリアです。
紫に囲まれていて、雨の色が付いているところは雪が降る可能性が高いということになります。
自分のいる場所がニュージーランドのちずのどこなのかわからないときは、Googleマップを使って、自分がだいたいどの辺にいるのかチェックしながら見てみましょう。
03:道路の状況もチェック!
天気予報を合わせて知っておきたいのが道路交通情報です。道の状況を知ることができるのは以下のサイトです。
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これらのページでは、どこの道が閉じているのか、どんな状況なのか教えてくれます。
道が閉じている場合は「Closed」と書いてあり、注意が必要なエリアは「Area Warning」、チェーンが必須な場合は、Chains essentialと書かれています。
04:一応チェーンの巻き方を覚えておこう
ニュージーランドでは一般的にスタッドレスタイヤというものは使われていません。
そのため、ノーマルタイヤで走るか、もしくは必要に応じてチェーンを巻く必要があります。もし日本でチェーンを巻いたことがない人は事前にチェーンの巻き方を覚えていくことが無難です。
最近はYoutubeとかでもチェーンの付け方を説明した動画がたくさんあるので勉強しておくに越したことはないですね。
ちなみにニュージーランドは凍結しそうな道ではこんなトラックが走って大量の砂利を撒きます。
砂利によって、道路が凍結でツルツルになることはあまりありません。もちろん朝、日の出前や日陰の場所は凍結するので注意が必要です。
ところが砂利は砂利で滑るのと、対向車が砂利を跳ねてフロントガラスに当たるとヒビが入ることもあるので、これも注意が必要です。
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無理せず日程に予定をもった旅行をしましょう!
雪で道が閉じるときは、たいてい夕方から夜、そして朝まで閉じてお昼過ぎには道が開くことが多いです。ただ雪の降り方や、被害の大きさによっては開かないことも時々あります。
ニュージーランドの郊外は道が少なく、特に道が閉じやすい山岳部では迂回路がないので、道が閉じたらどうにもなりません。もう諦めるしかありません。
せっかくの旅行で帰りの飛行機に間に合わない!なんてことが起こらないように無理のない余裕を持った日程を組んで旅行しましょう。そのアクシデントもちょっとしたイベントとして思い出には残りますけど、できれば避けたいですからね。
それかクライストチャーチより南を旅行するときはバスで旅行をするのが無難かもしれません。
不安な雪道の運転をしないで良いのと、バスは装備がしっかりしていたり、状況に合わせて大型バスではなく小型のバンを動員するなどして、道が閉じない限りは多少の遅れがあっても目的地に行ける可能性があります。
今年の冬のニュージーランド旅行の参考にしてもらえたら嬉しいです!