晴れすぎのニュージーランド 良いこと?悪いこと?

ニュージーランドは各地で1月の日照時間が観測史上初の長さを記録するなど、とにかく晴れ晴れ晴れの1ヶ月でした。

ニュージーランドの夏は日本と比べて雨が少なく、空気も比較的乾燥しているのですごく過ごしやすいです。
そのせいか、風はわりとヒンヤリしていて真夏でも日影に入ったり、日が落ちた後は長袖のシャツやちょっとした羽織るものがあるほういいほどです。

そんなもともと比較的カラッとしているニュージーランドの夏で、記録を更新するほどの晴れ間。
それっていろいろな方面で見るとどうなんでしょう?今日はそんな「晴れ過ぎのニュージーランド」についてです。

どのくらい晴れていたのか

昨日のNew Zealand Heraldと言う新聞で今年オークランドは観測史上もっとも晴れた日が多かったです。オークランドで1ヶ月の晴れた時間が308時間でした。

308時間がどのくらいスゴイのか何となくイメージしにくいですよね。
そこで2015年1月1日から2015年1月31日までの日の出から日の入りまでが合計で何時間くらいあったのか計算してみました。すると、だいたい445時間でした。

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つまり445時間のうち308時間も「晴れ」だったということです。これって1ヶ月の約2/3ですね。1週間にすると5日弱晴れてたことになるわけです。
そして残りの2日ちょっとがずーっと雨だったわけではなく、オークランドは1月の降水量がたったの15mmしかなかったので、ほとんど曇りか小雨だったということですね。

他にもタウランガはさらに晴れて327.50時間も晴れていたり、ダニーデンやハミルトンでも記録を更新したそうです。ウェリントンの貯水池がある当たりでは、1ヶ月で雨がたったの1.9mmしか降らなかったらしく、これも記録的な雨の少なさらしいです。

そんな風に北から南まで全国的に雨が降らない1月だったんですね。

旅行する人は嬉しい。住んでる人はたいてい嬉しい

では、です。この雨がほとんど降らない状況は人々にとっていいんでしょうか。

旅行する人にとってはそんな素晴らしいことないですよね。
どこに行っても晴れているんです。ニュージーランドは外で楽しむことが多いので、晴れているだけで楽しさや自然のキレイさが10倍は違ってくるはずです。

自分が最初ニュージーランドに来たのが1月でした。
オークランドを旅行したんですけど、5日間のうち5日すべて雨もしくは曇りでした。それでも十分楽しめたんですけど、やっぱり晴れている方が断然良かったのになぁと思います。

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住んでいる人にとっては、水不足で節水とか断水にならなければ良いことばかりですよね。
ガーデニングしていたりすると困るかもしれませんけど、洗濯物はすぐ乾くし、カラッとしているから生活しやすいです。

そのほかでは困ったこともいっぱい

酪農家や農家の人たちは今回の雨が降らないことで本当に頭を抱えています。

作物が必要な水がどんどん少なくなっているので、お金をかけて水撒きをしたりする必要があります。それに地域によっては水不足が深刻で農家の人たちの水撒きすら制限をかけています。

酪農家は羊や牛が食べる草がなくなってくると、どこかから買ってくるか、最悪の場合は例えば全部の羊にまんべんなく餌を与えると、全体的に食料が少なく育ちが悪くなるので、3割の羊に食べ物を与えず見殺しにして、残りの7割を活かすなどしなければいけなくなってきています。

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また、乾きすぎて草木が燃えやすくなっていて、ここ1週間だけでもクライストチャーチの北にあるアーサーズパスと言う峠で大規模な山火事が起こったり、同じくクライストチャーチの東でも灌木が燃えて国道1号線が封鎖されるなど被害が出ています。

それを危惧して今はほとんどの地域で焚き火などは禁止されています。
ほかにも機械を使った草刈りなどができなくなる地域もけっこうあります。
というのは、草刈りをしていて機械が石を跳ねた時に火花が散るんですけど、それが原因で火事が起こってしまうからです。実際ニュージーランドの各地でそれが原因で火災が起こっています。

悪いことばかりでもない。かもしれない

何だかネガティブなことばかり書いてきたんですけど、実はこの「夏の雨が少ない」というのは、ここ数年起こっていること、ニュージーランドの気候が変わってきたのでは?と言われています。

それは日本でも起こっていますよね。
温暖化が原因なのか雨が多かったり暑かったりして、気候がより東南アジアの気候になってきたと新聞で読んだことがあります。

ニュージーランドは日本と逆で乾燥してきているんですね。
何でもその乾燥のせいなのか、今年のワインは美味しくなるというニュースがあったり、もともと乾燥していた地域の作物などは例年より良く育っているそうです。

農家もここ数年の乾燥した気候で育ちやすいものを育てたりしているそうです。

旅行者にとってはやっぱり晴れが良い

あれこれ書きましたけど、でもやっぱり旅行者にとっては晴れているのはいいことですよね。

Rainbow in the Marlborough Sounds New Zealand
© hirnschnecke

個人的には1日の中で晴れたり雨になったりしてくれるのがいいなと思います。
そうするとけっこう虹をたくさん見れますからね。ニュージーランドに来て虹を本当によくみるようになりました。ときどき2重に重なった虹を見ることもできたので、ぜひニュージーランドに来て2重の虹も見て欲しいです。感動すること間違いなしですよ。

ということで2月はもう少し雨が降ってくれることを期待します!

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