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パスタとスパゲッティーの違いってわかりますか?
今日はニュージーランドとはあまり、いや全然ですね、関係のない「日常生活で何となく気になったことを調べてまとめてみた」シリーズです。
日本語で「パスタ」「スパゲッティ」と聞いてどんなイメージを持ちますか?それぞれ違うものを思い浮かべる人もいれば、え?それって同じものを違った言い方してるだけじゃないの?と思う人もいます。
先に結論を書いてしまうと「パスタ=スパゲッティ」ではないんですね。
では、いったいどんな違いがあるのでしょうか。
勝手に思い描いていたイメージ
自分自身が勝手に思い浮かべていたイメージを書いてみます。
何となく自分の中で「スパゲティー」は子供の頃から聞く言葉で「庶民的なもの」。それと「英語じゃない別の国の言葉」とかいう漠然としたイメージを持っていました。
そしてパスタは年代によっても違うと思うんですけど、僕が子供の頃、今から20−30年前は「パスタ」という言葉はあまり聞かなかった気がします。それと「スパゲティーのオシャレ版」で「もしかしてイタリア語?」とも思っていました。
イメージで伝えるならカフェで出てくるナポリタンが「スパゲティー」のイメージに近くて、イタリアンレストランで出てくるペペロンチーノが「パスタ」のイメージです。何となく勝手に思い浮かべていたイメージ伝わりますか?
それ以外にもインターネットで「パスタとスパゲティーの違い」を調べてみると、どう勘違いしたのか「ソースを絡めたものがパスタで、ソースが上にのっているのがスパゲティー」と思っている人や「スパゲティーは和製英語」と思っている人もいました。
でも、これらは完全に間違っているんです。
パスタとスパゲッティーの違い
「パスタ」と「スパゲッティ」の違い。調べてみると「なるほどね~」ということがわかりました。
まず「スパゲッティ」がどんなものかというと。
スパゲティはイタリア語で「ひも」と言う意味で、長さが25cmで太さが1.9mmの麺をいいます。
では「パスタ」が何かというとパスタはイタリア語で「生地、練り物」の総称なんです。なので、スパゲティーもマカロニもフィットチーネもパスタです。
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スパゲティはロングパスタ、マカロニとかはショートパスタと呼ばれます。つまり「パスタ」が大分類」で「ロングパスタ」は中分類、そして、小分類が「スパゲッティ」や「マカロニ」ということですね。
ちなみにスパゲティは1.9mmのパスタと紹介しましたが、地域によって多少の差はあるそうです。そして同じロングパスタでも太さが違うと名前はこんなふうに変わります。
- 〜1.2mm … カペッリーニ
- 1.3-1.4mm … フェデリーニ
- 1.5-1.6mm … スパゲティーニ
- 1.7-1.9mm … スパゲティ
- 2.0mm- … スパゲットーニ
他にも形状が違うもの、さらに材料が違うものなど全部で600-700種類以上あるといわれています。
パスタの意味は幅広すぎる
イタリア語のパスタ(pasta)は、ラテン語にある同じ綴りの言葉「pasta」からくる言葉です。
イタリア語では同じ綴りのままなんですけど、これが英語になった時に少し綴りが変わって「paste ペースト」や「Pastry ペーストリー」になり、フランス語だと「pate パテ」や「patisserie パティスリー」になりました。
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そのためpastaには誰もが思い浮かべる「麺」という意味以外にもお菓子はもちろん、パンやビザなども「パスタ」に含まれるものすごく包括的な意味を持つ言葉なんです。
違いがハッキリしてスッキリですね
最初に書いた「スパゲティは和製英語と思っていた」とは逆で、むしろ日本人が使っている「パスタ」という言葉のほうが和製英語に近かったわけですね。
なので、このパスタとスパゲッティーの違いは、わかっている人にとっては「パンとクロワッサンの違いって何だろう?」と思っていたのと同じだったということです。
余談なんですけど、日本ほどスパゲッティーでいろんな種類がある国も少ないと聞いたことがあります。
本場のパスタもあれば、タラコを使ったものとか、和風のスパゲティー、スープスパゲティーなんていうのもありますよね。
やっぱり食の文化でいうと日本は世界一です。そこだけはニュージーランドでは満たされないことです。食文化が充実すればニュージーランドはもっともっと良いところになるんですけどね。
ということでパスタとスパゲッティーの違いがわかってスッキリですね!