「物価の安いニュージー 物価の高い日本」はもう過去の話

「物価の安いニュージー 物価の高い日本」はもう過去の話

日本と言えば世界でも有数の物価が高い国と言うイメージを持っている人が多くないですか?物価も高いけど収入もあるため、お金がダイナミックに動く国という「バブル」のイメージです。

その反面、ニュージーランドは物価が安く日本人にとっては為替を考えるとすごくお得な国のイメージを持っている人もいます。

ところがここ数年の動きを見ていると、「物価の安いニュージーランドと物価の高い日本」というのは過去の話になっています。

今日は日本とニュージーランドの物価の違いについて書いてみます。

いろいろな項目で比較してみる

Numbeoと言うウェブサイトがあります。
このサイトは世界中の生活費や土地の値段、さらに犯罪や健康、公害などさまざまなものをランキング形式で紹介しています。

その中で「Cost of Living Index for Country 2015」と言う調査が行われました。
和訳すると「国別、生活にかかる物価ランキング2015」みたいなものですね。その中で「日用品の価格」「賃貸料」「生鮮食品の価格」「レストランの価格」が紹介されていました。

このNumbeoはニューヨークの価格を「100」として、世界各国の数値がいくつかのかを割り出しています。

Wine at Matakana Farmers Market
© Kathrin & Stefan Marks

2015年版を紹介する前に4年前2011年の数値をそれぞれ紹介していきます。
数値の右にある()の数字は世界中で何番目に高いのかを示しています。それと「比較」は「日本÷ニュージーランド」をパーセントにしました。つまり「100%」より大きければ日本の方が物価が高くて、「100%」より小さければ日本の方が安いということですね。

日本 ニュージー 比率
日用品 96.52 (11) 92.62 (20) 104%
賃貸料 52.05 (9) 29.42 (35) 177%
生鮮食品 88.87 (11) 99.00 (8) 90%
レストラン 70.82 (21) 81.11 (16) 87%

こう見ると家賃は日本のほうが断然高くて、あとは日用品はちょっと日本のほうが割高、生鮮食品やレストランはニュージーランドのほうが高いことがわかります。

では2015年度版はどうなっているのでしょう。

日本 ニュージー 比率
日用品 80.36 (21) 93.71 (7) 86%
賃貸料 29.71(30) 35.76 (18) 83%
生鮮食品 82.68 (15) 92.51 (8) 89%
レストラン 50.51 (52) 86.31 (16) 59%

すべてのものが日本のほうが安くなってしまいました。
だいたい15%-20%、レストランの料金に至っては4割くらい値段が違ってきます。

後押しをする円安NZドル高が怖い

上で紹介した物価は最初の方でも書いたとおり「ニューヨークの物価を100として幾つか」で割り出しています。これがちょっと話をわかりやすくしているようで分かりにくくしています。
ニューヨークの物価の動きも関係するし、それぞれの国の為替の関係してきます。

自分たちは日本に住んでいてニュージーランドに遊びに行くか、ニュージーランドに住んでいて日本に一時帰国することになります。すると日本とニュージーランドの為替のレートも物の値段に大きく関わってきます。

そこで為替を比較してみたいんですけど、上で紹介した物価は2011年度版と2015年度版です。つまり1年前の2010年と2014年の数字をまとめたものなので、2010年と2014年の為替を引っ張ってきました。

まずは2010年です。
為替2010
© New Zealand Dollar(NZD) To Japanese Yen(JPY) Currency Exchange History

高い時で65円、安い時は59円くらいになっていますね。
この平均をぱっと出すのは難しいんですけど、62円くらいですかね?平均は。

それと比べて2014年はどうでしょう。
為替2014
© New Zealand Dollar(NZD) To Japanese Yen(JPY) Currency Exchange History

安くて81円、高い時は90円にまで上がりました。
さらにこのグラフには反映されていないんですけど、クリスマスの12月25日くらいから1月1日の1週間は94円弱まで上がったほどです。

2014年の平均をザックリ出すと85円?86円?ってところですかね。どうでしょう?

つまりです。
為替だけ見ても38%、約4割くらい為替が違ってくることになります。

物価上昇とか考えずに為替だけ見た場合、旅行とか留学の出費を4割増やすか、もしくは出費を変えずに4割節約とか4割滞在期間を短くするとかしないといけません。
もちろんそんな0か1の選択だけではありませんけどね。

Air New Zealand wins Oscars of the airline industry - again
© Bernard Spragg. NZ

物価が高いニュージーランドと物価が安い日本

去年の11月に一時帰国をした時に感じたのは日本は本当に物価が安く感じました。
1つには為替があるとは思うんですけど、それにしても「よくこの値段で成り立つな」と思うことばかりでした。

Nambeoの調査でも分かる通り2011年度と2015年度の2つの国のランクを見ると、日本のデフレとニュージーランドのインフレの様子がよくわかりますね。

このことが良いことなのか悪いことなのかは、一概に言えないことだと思います。
でも少なくとも今回はこれからニュージーランドに来たいと思っている人にとってはあまり良い話ではないですね。でもだからこそニュージーランドの現実なので紹介することにしました。

このへんも踏まえて今後をどうするかプラン立ててみることも大切ですね。

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