ニュージーランドの紙幣 15年ぶりに全面リニューアル

ニュージーランドに来たことがある方なら誰もが日本のお札とニュージーランドのお札がぜんぜん違うことに気が付いたのではないでしょうか。

それもそのはずです。
ニュージーランドの紙幣は世界でもまだ珍しいプラスチックの紙幣が使われているため、多くの点で日本の紙幣と違うように感じるんです。

そのニュージーランドの紙幣が15年ぶりに全面リニューアルされることが先日発表されました。そこで今度の紙幣がどんな風になるのかなど紹介していきたいと思います。

Money of the World
© Will Mitchell

なんでお札を新しくするのか

ニュージーランドの紙幣は上でも少し書いたとおりプラスチックで作られています。
そのため偽造することが非常に困難で世界的に見ても偽札が非常に少ないことで世界的にも高い評価を得ています。

とは言え、偽造の技術はどんどん進化し先日もオークランドで偽の100ドル札が出回るなどの事件が起きていました。そこでニュージーランドの造幣局は2011年から、さらなる偽造防止の策を取り入れた新しいお札の制作に取り掛かっていました。

そして3年の歳月をかけて新しい紙幣が先日発表になりました。
新しい紙幣は今までとサイズも基本的な配色も、人物、植物、動物もすべて同じです。今までよりも、より鮮明で視認性・可読性の高いものへと生まれ変わります。もちろん今までどおりプラスチック製です。

文章のあいだに今使われているお札(上段)と新しいお札(下段)の写真を挟んでいくので、見比べてみてください。

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ところで何でプラスチックの紙幣を使うんでしょう。
それはプラスチックのほうが偽造されにくいことはもちろん、水に平気だったり耐久性が普通の紙幣と比べて4倍ほど高いため再版する回数も少ないことから製造コストが長い目で見ると大幅に少なくなります。

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またプラスチックの紙幣は古くなって使えなくなった時に再利用しやすいため、結果的にすごくエコなんだそうです。新しい紙幣は2015年10月に5ドルと10ドルが、その半年後の2016年4月に20ドル、50ドル、100ドルが流通することになります。

その後、お札は順次回収されてプラスチック製品へと姿を変えていくわけです。

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ところで製造にあたってかかる費用は8,000万ドル、日本円で70-75億円も投じられます。印刷はニュージーランド国内で行わず、カナダの首都オワタにあるCanadian Bank Note Companyによって行われることになります。

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ちなみに日本の紙幣が変わったのかいつか

この記事を読んでいて気になったことがありました。
それは日本でいつ紙幣が変わったんだろう?と言うことです。そういうのってすっかり忘れてしまいますよね。

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調べていくと前回お札が変わったのは2004年でした。
そのときに1000円札は夏目漱石から野口英世に、5000円札は新渡戸稲造から樋口一葉になったんですね。その前は1984年、さらにその前は1957年でした。
あと忘れられそうなんですけど2000円札は2000年に発行されました。

20−30年の周期でお札は変わっているみたいなので、あと10年以上日本は今のままのお札ですね。

新旧どっちのお札が好きですか?

今使われているお札と、来年末から導入されることになる新しいお札どっちが好きですか?

個人的には画像を見た限りでは今のお札のほうが好きです。
新しい方は写真がリアルになりすぎていて20ドル札のエリザベス女王とかちょっと怖いですよね。でも、実物を見たら気持ちは変わるのかもしれません。それと20ドル札の裏面の鳥(New Zealand Falcon/Kaeraea)がかっこ良くて好きだったのに、違う感じになってしまったのは残念でした。

ただニュージーランドはクレジットカードやEFTPOS(電子マネー)が95%以上のお店で使えるため、現金を所持することはほとんどありません。また一般的に銀行でお金を下ろしても20ドル札までしか見かけないので、50ドル札や100ドル札を見るのはいったいいつになるのやら?と言う感じです。

導入はまだまだ先なんですけど、今から新しいお札を見るのが楽しみです!

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