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あまり人に向かって言うのは良くない言葉かもしれないんですけど「豆腐の角に頭ぶつけて死ね」という言葉がありますね。
もちろん豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまう人はいないんですけど、ニュージーランドにはテーブルの角に頭をつぶけて視力が回復した人がいるんです。
今日はそんなちょっと科学では解明されていない不思議なニュースを紹介します。
11才で脳腫瘍が原因で失明
Lisa Reidさんは11才のとき、脳腫瘍ができ、それが視神経を圧迫して失明してしまいました。
当時、徐々に視界が悪くなり、吐き気など体調不良で相当苦しんだそうです。その後、手術で腫瘍は取り除かれましたが、一度ダメージを受けてしまった視神経は元に戻りませんでした。そしてその後は目が見えない生活を盲導犬を使いながら送っていました。
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失明から13年後に起こった奇跡
そんな生活が13年続いた24才のある日の夜のことです。
彼女は盲導犬のAmyに「おやすみ」のキスをするためにひざまづきました。そして立ち上がろうとした時に、コーヒーテーブルの角に頭をぶつけてしまいました。
その時は「痛かった」程度で特に何もなく布団に入って眠りにつきました。
次の日の朝、彼女は眠りから覚めるとどういうわけか視界に光を感じました。
そこでゆっくり目を開けてみると、白い天井が頭上に見えます。さらに当たりを見渡すと、窓枠やカーテンから差し込む光、さらに盲導犬のAmyがベッドの脇にいるのが見えました。
そうなんです。
前の晩にテーブルで頭をぶつけた衝撃で視力の一部が回復したんです。
視力が回復した彼女はインタビューに対して
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凄いことよね。言葉ではとても言い表せない経験よ。素晴らしい贈り物をもらった気分だわ。それと視力が戻って(13年ぶりに)弟を見たら、彼はヒゲを生やした大人の男性になっていて、私はお母さんに似た大人の女性になっていて驚いたわ
と語っていました。
彼女はこの視力回復の奇跡からから16年経って40才です。
結婚をして子どももできました。実は未だに頭をぶつけたとき、彼女の脳で何が起こったのか医学的な説明はできてないそうです。
完全でないとはいえ、ある程度の視力が戻ってからは自らの経験を基にドキュメンタリーや、テレビ番組などに出演したり、盲導犬を育成する団体に出資するなど積極的な活動を行っています。
人間の体って凄いですね
頭のなかに腫瘍ができて、目が見えなくなったかと思えば、逆にテーブルの角に頭をぶつけて視力が戻るのも不思議な話ですよね。
まるで調子の悪いテレビなど家電製品を叩くと直ってしまったりするのと似ています。
このニュースを見て、すごいなーと思ったのと同時に頭をぶつけるのはやっぱり気をつけないといけないなとも感じました。
今回は幸い視力が回復したから良くて、逆に健康な人が頭をぶつけてしまった拍子に視力を失ったり、何かを失ってしまうかもしれません。実際、頭を強打して記憶の一部を失ってしまう人がいますよね。
彼女の今回のことは14年前にも大きくテレビなどで取りあげられて、先日ニュージーランドのメディアで再び取り上げられていたので今回紹介することが出来ました。
それにしてもホント不思議ですね。皆さんテーブルの角には気をつけましょう。