2016年 ニュージーランドの国旗を決める国民投票実施へ

以前から日刊ニュージーランドライフで取り上げているニュージーランドの国旗が変わるかもしれませんよ!?と言うお話。その後、進展があったので皆様にも紹介したいと思います。

また「国が国旗を変える」と言うことがどのくらいのことなのかも、少しだけ調べてみました。すると結構すごいことなのかもしれません。

Napier, New Zealand East Coast

2016年に国民投票を実施へ

先日、総選挙が行われ、2008年から引き続きジョン・キーが首相を務めることになりました。総選挙の前にジョン・キーは国旗を変えることを掲げていて、とうとうそれを実行に移し始めました。

そのため数週間前から、そろそろジョン・キーが国旗について何か話すのでは?と言われていました。そしてとうとう昨日具体的なプランと金額が公にされました。

まず流れとしては来年の年末くらいまでに3-4つの国旗案が出され、1回めの国民投票が行われます。そして最終デザインと、現在の国旗のどちらがいいかを2016年のAnzac Day 4月25日までに、最終的な国旗を決める国民投票が行われることになります。

NZ flags

ちなみに、この2回の国民投票までにかかる費用は2,600万ドル、日本円で22億円かかると言われています。

この22億円もの費用に対して、首相のジョン・キーは以下のように答えていました。

もし2,600万ドルかける国民投票自体を国民が高いと批難するのであれば、国旗を変える価値を国民が見出していないということだ

これは「避難する人たちは価値がわからない馬鹿だ」と言っているのではありません。

国旗を変える前段階をタダで行うことはできません。
新しいデザイン案を作るのも、来年発表して、公の目に新しいデザイン案を見せるのも、そして公の場で投票するのにもすべてお金がかかります。

それだけのお金をかけるだけの価値が国旗を変えることにありますね?と「国旗を変えたい」推進派に念押しをしている部分もあり、またジョン・キー自身も「それだけの価値がある事業であると、後押ししている部分もあるわけです。

他に国旗を変えてる国はあるのか?

そもそもなんですけど、ここ数年で国旗を変えた国ってどこか思いつきますか?

自分はまったく思いつきませんでした。
そこで調べてみたところ興味深いことがわかりました。1998年から「国旗」を一新した国は16カ国ありました。州の国旗を変えたり、微妙な変更をした国は他にもあります。

Indein
© YUKI ITO

では、どこが変えたのか、年代別に書き出してみました。
2011年 … リビア
2010年 … ミャンマー(上の国旗)、マラウイ
2008年 … イラク、コソボ
2006年 … レソト
2005年 … アフガニスタン
2004年 … ジョージア(グルジア)
2002年 … アフガニスタン、ルワンダ、
2001年 … トルクメニスタン
1998年 … ボスニア・ヘルツェゴヴィナ

気が付きました?ここ16年間で国旗が変わったところはどこも国の体制、政治、情勢が安定していないところばかりなんです。

軍事政権が国を乗っ取ったタイミングで国旗が変わったり、まったく思想が違う政権に国が変わった時にだけ国旗は変わっています。

I Can't Resist a Flag Blowing in the Wind

情勢が安定している国でここ50年のあいだに国旗を変えたところはほとんどありません。
大きなところだとカナダが1965年に国旗を今のものにしました。でも、それ以外でだと残念ながら見つけられませんでした。

そのくらいすごいことなんです。50年とか100年に1回と言うレベルの出来事がニュージーランドで来年起ころうとしているんです。

引き続き国旗情報をアップデートしていきます

どんな国旗に変わるのか。
正直今から楽しみでしょうがありません。個人的には国旗が変わることは賛成です。オーストラリアと区別が付きにくいし、そもそもイギリスの植民地ではもうないのに、イギリスの国旗が入っているのはどうなのかな?と思います。

でも具体的にどんな国旗がいいのかはわかりません。

来年デザインが公開されるのを楽しみにしています。
その時にまたそれらのデザイン案について紹介していきますので、お楽しみに!

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