ギャングがサンドイッチを大量に作るワケ in ニュージー

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数日前にニュージーランドのニュースでギャングが取り上げられて話題になっていました。
そのギャングは2年半以上も毎日500個以上のサンドイッチを作り続けているんです。

いったい彼らは何のためにサンドイッチを作っているのでしょう?

今日はちょっと心温まる、そして考えさせられる話を紹介したいと思います。

大量のサンドイッチを毎日作るワケ

2年半以上も毎日500個以上もサンドイッチを作りづつけているギャンググループの名前はTribal Huksと言います。Jamie Pinkという男性がリーダーを務めていて、彼らが作ったサンドイッチは周りの小学校に届けられています。

ギャングなんで、そんなことを始めたのでしょう?

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© Stuff.co.nz

それは自分たちが小学校にサンドイッチを届けることで、自分たちのような人を作らないようにするためです。

もともとTribal Huksのメンバーのほとんどが貧困層の出身で幼少時代はまともに学校にも行かず、常に空腹と戦ってきたそうです。

リーダーのJamie Pink自身も子供の頃、貧しい生活をしていたため、貧困の苦しみをよく知っています。空腹でいることは肉体的にも精神的にもいいことなんてなかなかありません。
お腹が空くとイラッとしますよね。それが常に何年も終わりなく続いていると考えてみればわかると思います。空腹は苛立ちを生み出し、それがエスカレートして結果的に事件を起こしたりしてしまいます。

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本来、食事を作るのは親の責任です。
でももし、その両親が貧しくて食べ物を用意することができなかったら?そももそダメな親で用意するつもりすらなかったら?子どもたちはどうしょうもないんです。
「食事を与えられない」のは子どもたちの責任ではありません。

そこでJamieは考えました。
もし家に食べるものがなくても、学校で食べ物がもらえるとわかれば、それだけでも子どもたちは学校に行くようになるし、学校へ行くようになれば何かを学ぶことができるかもしれません。
だからサンドイッチは家に配るのではなく、学校に配ることにしたわけです。

そしてサンドイッチを食べて空腹を多少でも乗り切ることができた子どもたちには、きちんとした大人になるためのチャンスがまだ十分にあると新聞社のインタビューで語っていました。

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© Stuff.co.nz

地道な活動が道を拓いていく

彼らの活動はもちろん自費で行われています。
最初の頃はサンドイッチを持ってきてくれるのがギャングだとわかると、教室にいる生徒たちは怖さのあまりシーンとなってしまったそうです。

でも、それが徐々に地元の人達に受け入れられ、今ではサンドイッチを作るために必要な菜園を作ってくれる人、卵やマーガリン、アボカドなどをくれる人、さらには資金的な協力までしてくれる人が現れました。

Jamie Pinkはインタビューで

僕たちが天使だなんて言うつもりはない。でも、僕たちは悪い人ではない。このサンドイッチを食べて育った子どもたちにはまだチャンスがある。できれば彼らにはきちんとした大人に育ってほしい

と答えていました。

そこにいた人だからわかる思い

これらの言葉は、貧困の中で苦しんだJamie Pinkが言うから説得力があるんでしょうね。
裕福な家庭に育って何一つ苦労しなかった人が言っても机上の空論と思われてもしょうがありません。

ニュージーランドの貧富の格差は毎年ひどくなる一方で今現在26万人もの子どもが貧困に苦しんでいると言われています。日本の規模で換算するなら780万人ということです。

もちろん政府が何かするべきことなんでしょうけど、政府という大きな舵を切るには大きな力と長い時間が必要になります。そういう意味で彼らだけでなく、ニュージーランドにいる人たち一人ひとりが何かしないといけないんでしょうね。

きっとこういうのは日本も同じだと思います。
自分たちが何をしなければいけないのか、いろいろ考えなければいけないなと今回のニュースを知って思いました。

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