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ニュージーランドに来て「面白いなー」と思ったことがあります。
前々から思っていたんですけど、先日お隣に住んでいるキウィの夫婦&おこちゃま2人と近所にピクニックへ行きました。
そのとき夫婦の会話を聞いていて思い出しました。
それはお父さんとお母さん、それと子ども子ども2人がいる場合のお互いの呼び方が日本と全然違うんです。
その違いはもちろん言葉とか文化の違いなんですけど、結果的にいろんな家族の繋がりに違いを作っているなと感じました。
今日はそんなお話しです。
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お互いをなんて呼ぶのか
今回の話はニュージーランドに限ったことではないのかもしれません。英語圏とかヨーロッパ圏では共通の認識なのかもしれません。
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例えば家族4人(父母子ども2人)の場合、まずは夫婦同士は必ず名前で呼び合います。お父さんお母さんとは呼び合いません。
そして夫婦(両親)は子どもたちを名前で呼びます。
下の子に「お兄ちゃんから貸してもらいなさい」とか言いません。
子ども同士も基本的には名前で呼びます。
ただこの辺はわざと親しみを込めて言ったりすることもはあります。
そして子どもはお父さんをDadとか呼び、お母さんをMumと呼びます。
日本だとお父さんが子どもに「お母さんに聞いてきなさい」とか言いますよね。
でも英語圏では「Ask Susie」とか言うわけです。
以前、何でこっちの人は日本みたいに「お父さん」とか「お母さん」と呼ばずに名前で呼ぶのかを聞いたところ「She’s not my mother(彼女は僕のお母さんじゃないからね)」という答えが返ってきました。
当たり前と言えば当たり前なんですけど、日本だと当たり前じゃないから不思議です。
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では、結婚相手のお父さんお母さん(義理の父と母)を何で呼ぶのかというと、DadとかMumと呼ぶことが多いみたいです。これを知ったとき「義理の親でもそこはやっぱりMum&Dadなんだな」とちょっと笑ってしまいました。
その辺はどこか相手を敬ったり、気を使ったりしているんですね。義理のお父さんお母さんを名前で呼ぶのか、MumとかDadと呼ぶのかで心の距離がやっぱり違ってくるみたいでMumとかDadと呼ばれると嬉しい人たちが多いそうです。
夫婦間の呼び方が面白い
この奥さんを「お母さん」旦那さんを「お父さん」と呼ばないのは、個人的にはすごく良いなと思います。
彼らは家族である前に夫婦であることを大切にしていて、子どもがいてもベビーシッターに預けてデートをしたり、常に夫婦であることに重きを置いています。
日本でよくある子どもができたら「父」「母」という役割ばかりが強くなってしまって、全て子ども中心になってしまうのはどうなんだろう?と感じていました。
もちろんこの辺はいろいろ文化的な背景があったり、どっちが良い悪いではないんですけどね。そんなことを思った午後でした。