ニュージーランドの首都ウェリントンで新たな活断層が見つかる

ニュージーランドは日本と同じ地震大国です。
記憶に新しいところだと2010年9月と2011年2月に起こったクライストチャーチの大地震ではないでしょうか。

実はそれ以外にも被害は出ていないんですけど、ウェリントンとネイピアの中間くらいの地域や北島と南島のあいだの海域では、今でもマグニチュード5、6くらいの規模の地震が起こっています。

幸いどの地震も海底だったり、震源が深く100キロくらいあるため大きな被害は出ていません。

そんなニュージーランドの首都ウェリントンで先日新しい活断層が見つかったとテレビやニュースなどが賑わっていました。

新しい活断層「アオテア活断層」

先日発見されて「Aotea Fault アオテア活断層」と名付けられた活断層はウェリントンの街中、オリエンタルベイというちょっと高級な地域の目の前です。

Oriental Bay Wellington New Zealand
こんなところです。
この海の中に今わかっているだけで10キロくらいの長さに渡って活断層が見つかりました。

Googleマップに線を入れてみるとこんな感じです。博物館のTe papaの目の前の海です。

この活断層を発見したのは、ニュージーランド国立水圏大気圏研究所(National Institute of Water and Atmospheric Research) 通称NIWAと呼ばれる機関で、NIWAによるとこの活断層は6,200年から8,400年前に少なくとも2つの地震によって作られたものらしく、マグニチュード7.1規模の地震を起こす可能性を秘めているそうです。

そんな活断層が見つかったとなるとニュースやテレビで騒がれるのもわかりますよね。

大きな心配は必要ありません

そんなマグニチュード7.1規模の地震を引き起こす活断層が街の目の前にあるとわかったら、何だか怖くて落ち着かないですよね。でも、NIWAの調査ではこの活断層が見つかったことで、特に何かしなければいけないことはないそうです。

と言うのも、もしこの活断層がつい最近突然できたものなら、早急に対策会議を開かなければいけないほど相当な危険性を秘めています。
ところが6,000年以上も前からあった活断層で、各研究機関は活断層があることには気がついていなくても、活断層の動きは地面の揺れなどで把握できているからです。

そのため今後の研究の参考になることはあっても、この活断層発見で急に首都を移さないといけないとか、建築基準法の基準を上げると言ったことはまったく起こりません。

ニュージーランドの首相John Key(ジョン・キー)も記者からの質問に対して同じように応えていました。

天変地異が身近な存在になりつつある

その昔「人生で大地震に遭遇するのか1回あるかないか」なんて言われていました。

ところがクライストチャーチの地震に遭遇したり、日本の地震をテレビで見たり友だちから聞いたり、世界中の報道を見ていると、いつどこで大地震に遭遇するかわからない世の中になってきていますよね。

ここ5年ほどは世界中で大きな地震が起こっているし、それに「観測史上最大」か「観測史上もっとも暑い」と言われる天変地異がわりと当たり前のように起きてる気がします。自分たちに何ができるか?と言われたら、何もないのかもしれないんですけど、日頃から防災の意識を持ったり、非常時のことを考えておく必要があるなと、このニュースを見て思いました。

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