投票率77% 政治への関心が高いニュージーの人たち

昨日、ニュージーランドは3年に1度の選挙の日でした。
ニュージーランドでは永住権取得者は選挙権を与えられるので政治に参加することが出来ます。

ニュージーランドは日本と比べて政治に対しての関心度がすごく高く、選挙活動から始まって、投票日結果が出たあともしばらくは選挙のニュースで持ちきりになるほどです。

そこで今日はニュージーランドの選挙についてです。

政治への関心が非常に高いニュージーランドに住む人たち

ニュージーランドに住んでいる人は最初にも書きましたけど、政治への関心が非常に高いです。

その証拠に投票率は一昨日行われた選挙で、77.04%もありました。ちなみに日本の投票率は2013年7月の参院選で52.61%でした。
つまり日本の場合は2人に1人が投票しただけってことですね。ニュージーランドは4人に3人以上の割合で投票していることになります。

8 September 2014 - Duty done
© Jenny in Chch

77.04%と聞いて日本の人たちなら「すごい高いな」って思いますよね?
ところがニュージーランドの各誌では「440万人のうち100万人も投票に来なかった…」と落胆ムードなんです。前回2011年に行われた選挙が過去最低で74.2%で、今回は「それよりマシだった」程度の反応でした。

2005年以前は80%越えは当たり前で、平均86%、多い年は90%を越えるほど投票率が高いです。

とは言え投票率77%だと、どの街も選挙当日、投票所の前に車がたくさん止まっていて、家族で投票に来るのが当たり前だったり、家族で政治に関していろいろな意見交換をするところが多いです。

特に年配の方の投票率は非常に高く、65才以上の人は95%が投票に行くそうです。

すごく納得した選挙の標語(スローガン)

選挙前に選挙関連のニュースを読んでいて「なるほどなー」と思った標語(スローガン)がありました。
それは「選挙で投票しないなら、文句を言ってはいけない If you don’t vote, you can’t complain」でした。

Vote 56
© El Tuatoru

何でこんなことを言うかと言うと、文句を言う人たちほど投票率は低いそうです。
特に若者や収入の低い人たちが「政府は自分たちの意見を聞いてくれない」という文句を強く/多く言う傾向があるそうなんです。

実際に18-24才の人たちの投票率は前回2011年のもので58%、だったそうです。65才以上の95%と比べたらかなり低いですよね。とは言ってもニュージーランドの若者の投票率58%は、去年7月の参院選の20-24才の人たちの投票率33.68%の倍弱あるんですけどね。

ちなみにニュージーランドで投票権を持っている人のは
18才以上でニュージーランドの市民権か永住権を持っていて、尚かつ1年上継続してニュージーランドに住んでいる人たちです。

子どものころから選挙を学ぶニュージーランド

先日、仲良くさせていただいている家族から聞いた話なんですけど、ニュージーランドの学校(日本の中学校)では、子どもたちが授業の一環で模擬選挙のようなものを行うそうです。

もちろん事前にきちんと政治のこと、政党のことなどを学んだ上で子どもたちが投票します。
模擬投票なので、実際の投票には反映されません。模擬投票の結果は本当の選挙が終わって開票された週明けに、自分たちが行った投票と本物の投票の違いを見て、さらに勉強すると言っていました。

また当たり前のように政治や選挙の話をする家族が多いといろいろな家族から聞きました。

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日本の政治離れをニュージーランドから学べないか

今回の選挙、自分たちは初めて投票できるはずだったんですけど、投票をしませんでした。
それは自分たちがニュージーランドの政治・政党のことをまだよくわかっていないからです。「記念投票」も出来たかもしれないんですけど、例え1票であっても「なんとなく」はいけないと思いました。

現にクライストチャーチで以前「1票差」で勝敗が付いた選挙がありました。それを思うと1票の意味を考えてしまいます。次回2017年の選挙ではちゃんと自分の意見を持って、キチンと投票します。

ニュージーランドの選挙に触れて思ったのは、急には無理でも日本はニュージーランドから学ぶことができるんじゃないかな?ということです。
ただ日本はよくも悪くも歴史があり、良くも悪くも歴史を重んじる文化があります。また大きな船ほど舵を取っても大きな旋回は出来ません。でも、誰かが少しずつでも舵を切って日本を変えていく必要があるんだろうなと思いました。

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