道の名前ってどうやって決める?ニュージー版

日本では大きな通り、例えば中山道とか東海道と言った道や国道246号線はあっても、ひとつひとつ小さな路地などに名前は付いていませんね。

ニュージーランドやカナダで生活してみて、すべての道に名前と番号が付いていることが本当に便利だなと思いました。

iPhoneとかまだなかったころ日本で、お店を探していて3丁目4-8に行くために電柱を見ながら、3丁目4-1、3丁目4-2とずっと追っていって、4-3の次が、4丁目5-1とか全然違う番地になっていて「あ、もう目的地に辿り着けない…」と思ったことが何度もありました。

それに比べて海外は本当に楽です。目的の通りまで出れたら間違いなく目的地に行けますからね。

さて、そんな便利な通り名。
いったいだれがどうやって決めるのでしょうか?これは国のよって色々変わってくるのでニュージーランドの場合を紹介していきます。

古い地名にはストーリーがある

ニュージーランド開拓時代からある通りの名前にはそれぞれ博物館でコーナーを設けられるほどの歴史があるそうです。

一般的に最初に付けられやすいのはイギリスのビクトリア女王(Queen Victoria)から取ったVistoria StやQueen Stです。

Last Night in Auckland
© Chris Gin

オークランドのメインストリートとも言える通りはQueen St、Skytowerがある通りはVicotria Stですね。けっこうニュージーランドに旅行した人は誰もが何往復もする道だと思います。

それ以外には開拓時代に活躍した人たちや、その土地の地主、名家などの名前、さらにはその通りのランドマーク(目立つもの)がそのまま通りの名前になることもあります。

例えばオークランドでQueen Stと平行して走るHobson StはWilliam Hobsonと言うニュージーランドの二代目総督の名前から取られています。ランドマークでわかりやすいのはBeach Rdとか、School rd、中にはRiver rdなんて言う川なのか道なのかわからない名前もあります。

また開拓時代に大きな功績を挙げた企業も通り名としてたくさん残っています。
例えば、ウェリントンにあるAurora TceやCuba St、Oriental Bay、Adelaide rdなどはどれも貨物会社の名前が取られました。

Oriental Bay Wellington New Zealand
© Mark Shaw

他にも地域ごとにテーマを絞って通り名を決めることもあります。
例えばウェリントンのHataitaiと言う場所は木の名前だったり、Island Bayはヨーロッパの川の名前、Lower HuttのPetoneには鳥の名前ばかりの地区があったりします。

それ以外だと開拓時代にその土地の持ち主が移民だと、自分の国の地名を付けたりします。
またまたウェリントンなんですけどKhandallah, Rajasthanと言う地域があって、この辺はインドの地名が通りの名前にたくさん使われています。

現在の通り名は誰が決めているの?

現在の通り名はLand Information New Zealandと言うお役所が管理していて、そのルールに基づいてそれぞれの地方自治体が判断しているそうです。

現在は幾つかの取り決めがあります。例えば

  1. 宣伝目的になり得る名前は付けられない。
    例えばSony StとかFacebook Aveはダメなわけですね。
  2. 同じ地域に例えば、Hobson StとHobson Rdなどと言った紛らわしい名前は付けられない
  3. 今生きている人の名前は付けられない

ただこの辺は「絶対!」ではなく、いろいろ交渉次第の部分もあります。特に3番目の名前はRobertとかSmithは誰か必ずこの名前を使っている人がいるので、一生通りの名前にできませんよね。

他には中には公募で決めることもあり、ウェリントンにはKaro Driveと言う通りがありますが、この通りの名前はTe Aro Schoolの小学生が「Kids Aro」という自分たちを略してKaroで応募して採用されました。

Cuba St , Wellington
© Pooria Koleyni

多く使われているとおり名トップ10

最後はニュージーランドで多く使われている通り名トップ10を紹介したいと思います。今回アレコレ書いて長めになっているので、サラッと紹介しますよ。

01. Beach Rd 76
01. George St 76
03. Station Rd 72
04. Queen St 69
05. High St 68
05. King St 68
07. River Rd 63
08. Rata St 58
09. Main Rd 56
10. School Rd 55

意外や意外で、Beach RdとGeorge Stが76件で一番多いそうです。
Beach RdはオークランドのQueens Stを海に向かって歩いて行ったところにあるの思い浮かびますけど、George Stってどこ?って感じでした。

街ごとに通りの名前を紐解いていくと、その街の成り立ちとかニュージーランドの歴史とかいろんなことがわかるそうです。言われてみると我が家のある通りもわりと歴史がある名前らしいので、今度調べてみたいと思います。

情報元:
How Wellington streets got their names | Stuff.co.nz
Property Addressing | Land Information New Zealand (LINZ) – Toitū te whenua

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