おもてなしの心 オークランドで日本人美容師が大人気

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今日は同じ日本人としてすごく嬉しいニュースを見つけたので紹介したいと思います。

ニュージーランド最大の都市オークランドで日本人の美容師や日本人が運営する美容院が非常に人気を博しているとのことです。

きっと海外に住んだことがある方なら「人気になるのわかる気がする」と思うかもしれません。
自分自身このニュースを見て「そうだろうなー」と思いつつ、知らない人にとっては「海外移住の足がかり」にすらなるニュースなんだろうな。とも思いました。

では、いったいどうして日本人美容師が流行っているのか自分自身の経験談も交えながら紹介していきたいと思います。

SkyTower, Auckland, New Zealand
© Madeleine Howard

日本人に切ってもらえないなら坊主に

もし日本人に髪の毛を切ってもらえないなら、自分自身は丸坊主にしようと思っています。
それほど自分の場合は「日本人に切ってもらいたい」という気持ちが強いです。

ヨーロピアンに髪を切ってもらわなかった理由は、アジア人とヨーロピアンでは髪質がまったく違うからです。髪の太さや質感がまったく違うので、ヨーロピアンのあの細い、サラッとした髪しか切ったことがない美容師にはアジア人の髪は上手に切れない、まとめることができないそうです。

そんなことを知っていたので、カナダにいるとき2回ほどアジア人に髪の毛を切ってもらいました。
1回は韓国人、1回は中国人に切ってもらって結果は惨敗でした。「2度と外国人から髪は切ってもらわない」と心に決めました。

と言うのは、1回目の韓国人のときは、あまり流行ってないお店だったんですけど、何となく「ここで切ってもらおう」と思って店に入りました。
切り終わってセットしてもらって鏡を見たその瞬間、鏡の前には「韓国人」が座ってました。髪型が変わるだけで一気に韓国人になってしまったんです。

その髪型のあいだはやたらとアニョハセヨと街で声を掛けられました。

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そして2回目。このときは「流行ってないお店だったからいけないんだ」と思って、街中の人気のアジア人美容院に行って中国人に髪を切ってもらいました。

Samuel's little ear.
© Nathalie Babineau-Griffiths

すると切り方が雑だし、ブラシで髪をとかすとき、耳の付け根をぶらし止めに使って、ガッツンガッツンとブラシが耳に当たるんです。血が出るかと思いました。と言うか最終的に血が出ました…

そして髪を切り終わって鏡を見たら鏡の前には「中国人」が座っていました。

前置きが今日は相当長くなってしまったんですけど、そんな経験があったため他の国の人には切ってもらっていません。

オークランドで日本人美容師が人気のワケ

では、どうして日本人美容師がそんなにオークランドで人気なんでしょう?

大きな理由の1つはオークランドの国際化、というよりアジア化が上げられます。

ここ数年、オークランドのアジア人の増加は著しいものがあり、2013年のオークランドで多い名字トップ10のうち、5位のSmith以外すべてアジア系が占め、さらに20位まで範囲を広げても、たった5つが西洋系の名字で残りはアジア系とインド系の名字が占めているほどでした。
→ 過去の記事を読んでみる ニュージーで最も多い名字は何?から見る国の事情

そのため中国人や韓国人も日本人と同じで「ヨーロピアンはアジア人の髪を上手に切れない」って知っているため、アジア人はアジア人の美容院で切る傾向が強くあるんです。

そんな中で日本人の美容師がは特に人気を博しています。

OMOTENASHI
© ajpscs

おもてなしの心が掴む顧客の心

「おもてなし」今では英語としても通じるようになってきているほど、日本の接客の質の高さは定評があります。

日本の美容院の場合、美容師は髪を切ったあと顧客カードに顧客がどんなことをしたのか、髪質や髪のクセ、好み、更にどんなことを話したのかなど事細かに情報を書き込みます。

これが結局、顧客にとって「あそこに行けばわかってくれている」という安心感を与えるわけです。経営側も常連率が高ければ高いほど経営が安定して良いですよね。

さらに日本だと席に付くとヘアカタログとかファッション誌を持ってきて「どれにしますか?」ってやりますよね。これもすごくウケているそうです。
「お客様髪質だとこれが良いと思います」とか、そういうのは日本ならではの接客なんですね。

その他、気配りとか手際の良さ、細部にわたる仕事などが高く評価されているようです。

そのため、中国・韓国系の美容院は比較的安くても、技術やサービスが圧倒的に上の日本人美容師のほうが多少高くてもお客さんが来てくれます。

“日本”というブランドが掴む顧客の心

アジア人にとって日本はファッションやカルチャーが進んでいるイメージがあります。

そこで中国人や韓国人にとって「どこで切ってきたか」と言う時に「日本人の美容師に切ってもらった」「日本スタイルにしてもらった」と言えるのは、オシャレを気にする人にとって、それ自体がオシャレで魅力的なんですね。

確かに中国や韓国系の商品に意味もなく、というか意味不明な日本語が入っているのを時々見かけます。

Strange Japanese
© sakichin

結局アジア人に人気があるだけ?

確かに日本人美容院にはアジア人のお客さんが本当に多いそうです。
では、アジア人がいなかったら日本人の美容院は流行らないのでしょうか?

これは「たられば」の話なので何とも言えませんが、今まで切ってもらった日本人の美容師さんの多くがヨーロピアンのお客さんをたくさん抱えていました。多くの人がリピーターとして定着してくれるそうです。

それはみんな技術的な部分は個人差があっても、日本人美容師が当たり前のようにやるサービスは、ニュージーランドでは当たり前ではないからです。
言い方を変えると、日本人に髪を切ってもらうと、すごく良いサービスを受けられるからです。

ただその分、回転数を大切にする美容院では「丁寧すぎる」という評価をされてしまったり、オーナーがヨーロピアンの場合は、その辺を理解している必要が出てくるみたいですけどね。

美容師になって海外に移住するのも有り?

以前は海外に移住するもっとも早い道は「料理人」でした。
「手に職」を持っている人は本当に有利ですよね。それ以外だとニュージーランドでは「マッサージ師」も永住権を取りやすいようです。

仕事を得やすいという意味ではウェイターやウェイトレスは良いんですけど、永住権を取るにはちょっと道のりが長いのが正直なところです。

美容師は永住権を取るのに有利な仕事なんだと思います。
現にクライストチャーチの友人夫婦は美容師で永住権を取ったり、別の夫婦も美容師をしていて永住権を無事に取得していました。

しかもオークランドがそれだけ日本人美容師の需要があるなら、求人広告も出やすいでしょうし、「需要がある」という意味でビザも降りやすいはずです。

日本文化を誇りに思えた記事でした

アレコレと書きましたけど、なんだかこの記事を書いて日本人ってやっぱり素晴らしいなーと思えてなりませんでした。

こういう日本の良さをドンドン世界に出していきたいですね!

情報元:Asians in Auckland gravitate to Japanese hair salons | The Japan Times

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