日本でニュージーを体験?ラウンドアバウトが日本各地で急増中!

ニュージーランドで車を運転したことがある方なら誰もが最初は苦戦するラウンドアバウト。

そんなラウンドアバウト。実は今まで日本では実験的に取り入れられてはいたんですけど、さまざまな理由で「正式な導入」は見送られていました。

ところが昨日から一気にラウンドアバウトが全国34カ所に設置されて使われるようになりました。

そこで今日はラウンドアバウトがどうして今まで導入されなかったのか、そして導入することで得られるメリット・デメリット、さらに「お!行ってみたい!」と思った方のために「どこにあるか」をこっそり紹介していきたいと思います。

ラウンドアバウトが急に導入されたワケ

今までこんな便利なラウンドアバウトのシステムが日本で何で導入されなかったんでしょう?

それは今までの「道路交通法」だとラウンドアバウトを設置することが出来なかったからなんです。と言うのは、道路交通法には「左側優先」という大原則があります。

そのため実験的に設置されたラウンドアバウト以外は、ラウンドアバウトに似たロータリーというシステムか、ロータリーに一時停止マークを付けた「疑似ラウンドアバウト」しか日本には存在なかったんです。
ちなみに日本にはもともと140カ所くらいのロータリーがありました。

Miramar roundabout
© Peter Hodge

ところが昨日から道路交通法が改定になり、ラウンドアバウトを設置することが可能になりました。
今回、9月1日からラウンドアバウトになった場所のほとんどが8月31日まではロータリーとして使われていて、9月1日に道路標識が付けられてラウンドアバウトとして生まれ変わりました。

ところでそうなってくるとロータリーとラウンドアバウトの違いが気になりますよね。

ラウンドアバウトとロータリーの違い

ラウンドアバウトとロータリーの違いは以前、日刊ニュージーランドライフで触れたことがありました。その辺をおさらいしていくとこんな感じです。

例えば以下のような図の場合(左右の図は同じです)

roundabout01
ラウンドアバウトの場合、一番優先権を持っているのは「3」の青い車です。そのあと「2」です。
ところがロータリーの場合は、「左側優先」があるため、「A」に一番の優先権があって、次が「B」になります。そのため「C」は円の中で車を停める必要があります。

そしてこれが疑似ラウンドアバウトです。
roundabout02
ラウンドアバウトに入るところに「一時停止」と「左折のみ」の看板が出ているので、優先権は「い」が一番高くなるわけです。

ラウンドアバウトのメリットとデメリット

昨日9月1日から導入されたラウンドアバウトは日本語では「環状交差点」と言うそうです。

標識はこんな感じです。
roundabout03

まず9月1日からは8都府県34カ所に設置され、宮城県が一番多く19カ所、次いで愛知と長野で4カ所ずつ、さらに静岡に3カ所、東京、大阪、京都、茨城でそれぞれ1カ所ずつ導入されています。
さらに本年度中に7県15カ所にも追加される予定が立っています。

では、このラウンドアバウト。
どんなメリットとデメリットがあって今回設置に至ったのでしょうか。

ラウンドアバウト設置のメリット

  • 信号待ちがない。
    交通量が少なくて誰も来ないのに「待つ」とかありません。それと排気ガスも抑えてエコ
  • 設置費用(普通の信号500万円 押しボタン式だと300万円)が浮く
  • もちろん信号機の維持費もかからない
  • 災害など停電時でも交通整備がいらない
  • 構造上、逆走しなければ正面衝突が起こりえない。重大事故の防止
  • スピードを落とすので事故になりにくい。8割減るという意見もあるほど

ラウンドアバウト設置のデメリット

  • 交通量が多すぎる道では使えない
    ウェリントンはそのおかげで渋滞ができるところがあります
  • 信号を設置する方が省スペースである
  • まだ日本人の認知度が低いから危ない

一般的に「交通量があまり多くないところ」はデメリットがほとんどないことがわかりますね。

近所にラウンドアバウト出来ていませんか?

いったいラウンドアバウトがどこにあるんだろう?と調べていったところ、今回設置されたラウンドアバウト34カ所のうち30カ所を見つけることが出来ました。

家の近所にもしある方はぜひ一回りしてみてはいかがでしょうか?


View 環状交差点 ラウンドアバウトの場所 in a larger map

1つ1つ見て行くとわかるんですけど、団地の中にある事がすごく多いです。

ニュージーランドでラウンドアバウトがどんなのか知っている方は、この日本にとっては新しいシステム余裕ですね。思わず懐かしくて2周も3周もしないようにしましょうね!

今回見つからなかったラウンドアバウトの場所を知っている方や、今後追加されるラウンドアバウトの場所を知っている方は info@nzlife.net までご一報いただけると嬉しいです。

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