ニュージーはトンネルが1桁!?から思うこと

インターネットで記事になるネタはないかな?と探していたところ、Twitterで興味深いものを見つけました。

それはこんなものでした。

ニュージーランドから帰国した娘が「NZってトンネルがほとんどないらしい」と。国内合わせて一桁とか! 引用元:Twitter

一桁と言うことは多くて9つと言うことですよね。
最初見た瞬間「いやいや、それはないでしょ」と思ったんですけど「ニュージーランドなら、もしかしたら有り得るのかも…?」と思ったのでちょっと調べてみました。

そしてわかったことから感じたニュージーランドの良さみたいなものも書いてみました。

Wellington Tunnel
これは数あるニュージーランドのトンネルの1つでウェリントンの市内にあります。

日本には幾つトンネルがあるのか

ニュージーランドのトンネルの数を知る前に、日本に幾つくらいあるのか知っておきましょう。
比較する物がないとニュージーランドのトンネルの数を知っても、それがすごいのかすごくないのかわからないですからね。

Wikipediaによると日本の主要な車用のトンネルは80個ほどあるそうです。ということは「日本は面積が3割大きい」らしいので、その辺を考慮すると55個くらいだったら、「日本並み」ということになります。

ではニュージーランドのトンネルの数は?というと、ニュージーランドの主要道路の国道(State Highway)には「9個」の車用のトンネルがあることがわかりました。正確には近い距離に2個あってなぜかそれを1個と数えているので10個と言えば10個ですね。

ではトンネルがどこかというとここです。

地図を大きくしてみたい方はこちらをどうぞ。

それ以外にも「国道」以外の道にトンネルは20個弱あるそうです。
ただどれも短かったり、片側車線だったりします。それでも20個しかありません。

それにしても国道にトンネルが10個って少ないですよね。「トンネル制覇の旅」に出ようと思ったら、わりと簡単に制覇できちゃいそうですね。
ちなみに自分は10個のうち7つ制覇していました。あと3つで全制覇です。

トンネル作りの許可が下りにくい国

何でニュージーランドにはトンネルが少ないんでしょう。

理由のひとつは人口が少ないし、無理してトンネルを作らなくても迂回ルートがいくらでもあるというのはありますね。それに人口が少なければ国としての収入は少なく、しかもトンネル作りに巨額の建設費を投じても利用者が少ないわけです。

でも、それ以外にもう一つ大きな理由があります。
それは「環境への配慮」です。

Kaikoura Twin Tunnels
この小さなトンネルはカイコウラから少し南にあります

一度トンネルを作ろうとすると、まず考えなければならないのが「穴を掘って出た土砂をどうするか?」です。遠くの海まで捨てに行けば海の汚染や生態系への影響を考えないといけません。それにそこまで運ぶ運賃が膨大です。

では、近場というと谷に土砂を流して埋めてしまうこともあります。でも、それこそ環境のことを考えたら、その谷にある生態系は全部破壊されてしまいます。

実際に「ミルフォードサウンドへの近道としてトンネルを作ろう」と言う法案が出たときも、それによって起こる環境破壊が大きな決め手となって、その法案は却下になったことがありました。

それ以外にもウェリントンから北東に延びる国道2号線にトンネルを作ろうというプランが持ち上がったことがありました。トンネルができるとウェリントンの北東に住む人たちは交通の便がよくなったり、多くの観光客が来ることも期待できるはずだったんですけど、地元の人たちからの反対があって、結局そのトンネルは作られることがありませんでした。

しかも、その反対理由が便利になって人が来すぎたら困るという、日本人から考えたら「え!!」と言いたくなるような理由でした。

早くて便利が良いわけでもない

ニュージーランドに来て感じたことは、早かったり便利であることが必ずしも良いことではないんだなと言うことでした。

トンネルを作る作らないと同じで、人生(というと大層な話なんですけど)とか、いろいろなことを覚えたり学んだりするのは、景色が何もないまっすぐな道よりも、多少大変で曲がりくねっていてもいろんな景色を見ながら進める道の方が楽しいし、学ぶことがいっぱいあると思うんです。

ということで、トンネルを通ったらそんなことを思い出してみて下さいね!←無理矢理締めてみました。

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