ニュージーランドの歴史上一番大きな地震

ニュージーランドは日本と同じで環太平洋火山帯、英語でRing of Fireの真上にあるため「地震大国」と言われています。

そのおかげで、地熱発電とか日本ほどではないんですけど温泉に浸かる文化があるなどの恩恵もあったりしています。

ところでニュージーランドで起こった地震で一番大きかったのは、いつどこだったのでしょう?今日はそんなニュージーランドの地震の歴史を少しだけ紐解いてみました。

震度とマグニチュードの違い

ちょっとだけ雑学なんですけど、ニュージーランドには地震の揺れの大きさを示す数字はマグニチュードだけしかありません。

震度という考え方はしないんですね。
ちなみにマグニチュードは地震の規模(エネルギーの大きさ)を表して、震度は観測地点の揺れの大きさを示します。

よく例えられるのが電球の明るさと地震です。
earthquake-01
この図の通り、地震の規模は電球の明るさです。なので40Wの電球より80Wの電球が明るく、遠くまで光が届くのと同じでM4.0よりM8.0の方が地震自体のパワーが大きいので強く、そして遠くまで揺れるわけです。

そのため電球で例えた場合、A地点は真っ暗でB→C→D→Eに行くに従って明るくなり、地震だと揺れは大きく感じます。

ニュージーランドの大きな地震の歴史

ニュージーランドは1840年代後半からの約170年のあいだにマグニチュード7以上の地震が18回起こっています。

そこで今回はその中でも最も大きく唯一マグニチュード8以上の地震と、それに続く7.8の地震だけ紹介したいと思います。

まずマグニチュード7.8の地震は3つありました。
まず一番古い地震が1929年6月17日にMurchison(マーチソン)というところで起こった地震です。
この地震は1つの観光地を生みました。

それがMaruia Fallsと言う滝です。
Maruia Falls
この滝はたった1回の地震で断層が縦にずれてできたんです。

そしてその次の地震はけっこう有名な地震です。
1931年2月3日にネイピアの北で起こり、ネイピアの街を壊滅に追いやったあの地震です。

残りの1つはわりと最近2009年にフィヨルドで起こりました。この地震は街の近くではなかったため大きな被害はありませんでした。

ニュージーランドで一番大きな地震

そして一番大きな地震は1855年1月23日にWairarapaで起こったものでマグニチュード8.2と8.3でした。
当時ニュージーランド全土が揺れたと言われるこの地震は、今から160年ほど前のため他の地震と比べて詳しい資料が残されていません。

今でもウェリントンの街中にこの時の地震で盛り上がった場所が残されています。
Wellington Basin Reserveと言われていて、街中にある運動場であり、巨大なラウンドアバウトみたいな場所があります。
そこは海からだいたい1キロくらい離れた場所なんですけど、この地震が起こる前は水辺でした。それが地震のせいで地面が盛り上がってしまったために完全に陸地になってしまいました。

他にも多くの場所で断層のひずみを作って今でも見ることができる場所が幾つもあります。

今回紹介した地震を含めてマグニチュード7以上の地震をGoogleマップにまとめてみました。
赤い目印が一番大きな地震が起こった場所、黄色が上で紹介したマグニチュード7.8の地震、そして青緑の目印はどれもマグニチュード7以上の地震です。


View The Biggest Earthquakes in New Zealand in a larger map

用心しようもないんですけど

日本は同じ期間にどのくらいの地震が起きているんだろう?と思って調べてみました。
するとやっぱり日本の方が地震はかなり多いですね。ニュージーランドがキチンと記録されていないだけなのか、それともやっぱり日本の地震が多いのかはわかりません。

でも、地震に対して用心しようもないんですけど、それでもできるだけ用心しておきたいですね。
自分の家の耐震構造がどうなっているのか調べて必要であれば引っ越したり、いざ揺れたときにどこに隠れるのが良いのかチェックしたり。あと食料とか防災グッズも考えないといけないなーと思いました。

ニュージーランドの地震の歴史はHistorical Earthquakes – Earthquake – GeoNetで見ることができますので、興味がある方はご覧ください。

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