離着陸時も電子機器の使用が可能に ニュージーランド航空

今まで飛行機に乗ると「離着陸時は電子機器の電源を落として…略」というアナウンスと共に電源を切る必要がありました。

ところが今月からニュージーランド航空はアジア・オセアニア地区で最初の「離着陸時も電子機器が使用可能になる航空会社」になりました!

今日はそんな話です。

なんで離着陸時は電源を切らないといけなかったか

そもそも今までどうして機内で電子機器の使用が禁止されていたのでしょうか。

調べてみると1993年以降、携帯電話などを機内で使用したことが原因による電波干渉が原因で、自動操縦装置が突然解除されたり、空中衝突防止装置が誤動作するなどのトラブルが200件近く報告されたそうです。

そこで2003年頃から世界的に携帯電話やトランシーバーと言った電波を発するものはもちろん、家庭用ゲーム機やデジタルカメラなどほとんどの電子機器の使用を離着陸時は禁止しました。

looking out of the window

電波を発しないと思われるデジタルカメラやiPodまで禁止するのは、相当厳しい判断にも見えますよね。実際にたくさんの人たちが航空会社にクレームを出したそうです。

でも、航空会社側としては1つひとつが微弱の電波を実は発していて、それが1人なら大丈夫でも、100人200人が同時に使ったときの危険性も踏まえた上で厳しい処置を取りました。

そりゃそうですよね。
わかっているだけで10年で200回近くの異常が起こっていたら、いつ大事故になってもおかしくありません。

10年にわたる調査でわかったこと

アメリカを中心に航空会社各社が協力して10年近く調査してわかったことは、携帯電話はiPadなどのタブレット、パソコンなどが携帯の電波やWi-Fiなどを使って機外と交信することさえなければ、乗客は離着陸時も電子機器を使っても問題ないと言うことでした。

そこでアメリカの連邦航空局(FAA)によって2013年10月31日に、「機内モードの電子機器、もしくは電波を発しない端末の使用を認める」とアナウンスされたそうです。

その後、各国の航空局が判断したあとは航空会社が順次判断していくことになり、ニュージーランドの航空局Civil Aviation Authority of New Zealand も規制緩和の許可を下ろしました。

Airplane mode

それを受けて、ニュージーランド航空はアジアやオセアニアでは先駆けて今月2014年7月16日から順次使用を許可することとなったわけです。

ただし全ての機体ではなく、まずは国内線、そして国際線のエアバスA320、ボーイング787-9、777-200、そして777-300で使用が認められるようになります。

これによって携帯電話やiPadなどのタブレット、Kindleなどの電子書籍はもちろんパソコンもデジカメも、ゲーム機も移動中電源を落とす必要がありません。

具体的に何をすれば良いかと言えば、携帯電話やタブレットは「機内モード Airplane mode」にして、パソコンなど外部と通信する機器はWi-FiやBluetoothなどをオフにすれば離着陸時も使えるようになります。

個人的にはこう思う

個人的にはあの「電子機器の電源を切らないといけない時間」をいつも持てあましてしまって、機内誌のKia oraを読むか昼寝をする時間に充てていました。

でも、仕事をしているときに作業をそのまま続けたかったり、飛び立つときの外の景色をiPhoneとかデジカメで撮りたかったときも使えなかったのが残念だったのは事実です。

ところが「わーい♪やったねー!」と思う反面、本当に大丈夫なのかな?と思うところもあります。

というのは、今までだったら使用が禁止されているので、どんな理由でも携帯電話を使っていたら「電源落として」と言われてしまったわけです。ところがこれからは使っている端末が「機内モードなのか電波を発する状態なのか」は見ただけではわかりません。

離着陸時こっそり写真を撮ってFacebookへ!とかやる人たちが増えたりしないことを祈ります。

その辺だけは何か手を打たないといけないんでしょうね。

とりあえず次回から飛行機に乗るのがもっと楽しくなりそうですね!

こんな記事もよく読まれています

COMMENTS