和太鼓集団 鼓魂(こだま)|NZで活躍する日本人001

今日から新しい連載企画をスタートさせることになりました。
題して「ニュージーランドで活躍する日本人」です。ひねりはありません。

何を書いていくかはタイトルの通りなんですけど、ニュージーランド国内で活躍する日本人個人や団体、企業を紹介していくシリーズです。

そんなシリーズの第1回目に紹介するのは、日本人の留学生たちが中心で活動している和太鼓集団 鼓魂こだまです。

パーマストンノース発祥の和太鼓集団 鼓魂

鼓魂はPalmerston NorthパーマストンノースにあるInternational Pacific College(以下IPC)が新設されたときの生徒が発足させたニュージーランドで初めての和太鼓集団です。

現在の鼓魂はIPCの学生約20名で構成されています。
鼓魂は特定の太鼓の先生や師匠を持っていません。生徒たちのあいだで振り付けから演奏の練習、曲作りまで行っているそうです。しかも、メンバーのほとんど全員がここで太鼓を始めるまで太鼓未経験者でした。

「太鼓の先生や師匠を持たない」「もともと太鼓未経験者」「自分たちで振り付け・曲作りをする」と聞くと「なーんだ素人の時間つぶしか?」とか思っちゃう人いるかもしれませんよね。

IPC Kodama Japanese Drum Team
© nzlife.net

ところが彼らは正真正銘プロの太鼓集団です。

太鼓の技や振り付けは、生徒たちのあいだで連綿と受け継がれています。
そして彼らのすごいところは、その演奏の技や振り付けをただ真面目に継承しているわけではありません。そのときのメンバーのスタイルに合わせて、常に新しいスタイルを模索し作り出したり、自分たちにあった作曲や振り付けまでしているというから驚きです。

そのため3年前と今では同じ曲でも、アレンジが大きく変わっていて相当違う曲になっていると言っていました。

去年12月にはニュージーランド全国をまわって、各地でストリートライブを敢行したそうです。
屋外で演奏するため音は遠くまで届いて、その太鼓の音を聞いた人たちは遠くからわざわざ車で集まってきたほどです。

また、今月25日にはパーマストンノースで80分にも及ぶ単独のコンサートを開催するなど、学生とは思えないくらい精力的な活動をしています。

さらにもっとすごいのが今年7月にはロサンゼルスで毎年開催される世界中の創作太鼓チームが集うイベントWorld Taiko Gatheringにニュージーランド代表として渡米することまで決まっています。

IPC Kodama Japanese Drum Team
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日本文化xキウィ文化=鼓魂のスタイル

鼓魂の演奏スタイルは日本の伝統的なものに囚われず、彼らの育ってきた日本、そして自分たちが今住んでいる国ニュージーランドを上手にマッチングさせたものです。

ラグビーのオールブラックスが試合前に自分たちを鼓舞するためにハカという踊りを踊ります。自分たちが鼓魂の演奏を聴いて感じたのはその「ハカ」でした。

鼓魂の演奏は、日本の文化である和太鼓の力強さを押し出しつつ、ニュージーランドの文化であるハカの荒々しく自分たちを鼓舞するリズムを織り交ぜた猛々しいものです。

IPC Kodama Japanese Drum Team
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彼らにそのことを話すと、彼らの演奏は日本の伝統的なところを守りながら、海外にいることで「より日本らしさ」を出したり、さらに自分たちがいるニュージーランドの文化も織り交ぜようとしていると語っていました。

先日、日本人であることを知る|海外に行ってみよう!と言う記事を書いたんですけど、その記事を書くきっかけになったのは彼らとの会話の中で生まれました。

どんな演奏をするのかは下の動画をみてらうのがわかりやすいと思います。彼らが2014年3月23日にManawatu Arenaと言うところで演奏したものです。
実際の太鼓の音はこの映像の100倍も1000倍も迫力がある本当に心揺さぶられるものでした。できれば実際の音を聞いてもらいたいです。

見どころは動画の中で彼らの演奏は徐々にニュージーランド人の心を惹きつけていく様子です。
最後の歓声(途中で切れちゃいますけど)聞いてもらえたら、どれだけニュージーランド人の心を釘付けにしたかわかってもらえると思います。

最後に彼らの面白さで強く感じたのは、「儚さ」でした。
彼らは留学生です。ニュージーランドに移住している人たちの太鼓グループとは違って、毎年卒業していくメンバーや、新しく入ってくるメンバーがいます。しかも顧問もいません。

つまりメンバーが替われば、今の彼らの荒々しく猛々しいスタイルは変わってしまうかもしれないんです。以前の彼らのスタイルは知りません。ただ今この瞬間、このメンバーが奏でる日本とニュージーランドの文化が絶妙に融合したスタイルの太鼓は素晴らしいと思います。

ニュージー生まれの和太鼓の音を世界に

鼓魂は留学生が運営する太鼓集団です。
そんな彼らはロサンゼルスで開催される国際的な和太鼓のイベントWorld Taiko Gatheringに招待されたものの「自費」で行かなければなりません。

IPC Kodama Japanese Drum Team
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そこで鼓魂ではカンパを募っています。
そうは言ってもただ「お金下さい!」と言うのも申し訳ないと言うことで、彼らは世界中で話題になっている新しい投資のシステム「クラウドファンティング」と言うものを使っています。

これは簡単に言うと少額の投資です。
ただ「お金ちょうだい」というのではなく、投資額に見合ったお礼がされるというものです。目標額は50万円です。

日本から9000キロも離れた小さな街パーマストンノースで頑張る日本人を中心に構成された和太鼓集団を世界の舞台に立たせてあげるためにも日刊ニュージーランドライフとしても少額ながらカンパすることにしました。

IPC Kodama Japanese Drum Team
© nzlife.net

彼らの演奏は日本から約9,000キロも離れたニュージーランドの地でないと作れないものです。
そんな素敵な演奏を世界の檜舞台で披露してもらいたいです。なんだったら同行して密着取材したいくらいです。

「いや…カンパはちょっと…」と言う方はぜひFacebookやTwitterなどで拡散して海外で頑張る彼らをバックアップしてもらえると嬉しいです。

彼らに投資してみよう!と言う方は和太鼓で世界を繋ぐ!~NZの和太鼓部を国際大会に参加させようと言うページで受け付けています。

またこのページでは彼らのWorld Taiko Gatheringに向けての意気込みや詳しい活動内容、さらにロサンゼルスに行くにあたって作成されたプロモーション映像なども見ることができます。

IPC Kodama Japanese Drum Team
© nzlife.net

日刊ニュージーランドライフとして本当に彼らにはロサンゼルスに行って、日本とニュージーランドが融合した和太鼓を演奏してもらいたいです。

カンパをよろしくお願いします!

5月25日の単独コンサート見に行ってきます!

今回、鼓魂の練習を見に行って完全に彼らのファンになってしまった自分たちは5月25日に開催される単独コンサートを見に行くことにしました。

キチンとしたホールで80分間思いっきり和太鼓を満喫してこようと思います。
時間が合う方いれば一緒に見に行きませんか?

チケットはThe Regent On Broadwayのホームページで購入できます。料金はたった15ドルです。生の太鼓の演奏を80分間、11曲も聞くことができます。
彼らの演奏はホント彼らの名前「鼓魂」の通り「魂が鼓舞する」ものすごい力をを持っています。

今から見に行くのが楽しみでなりません。

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