見えない恐怖サイレント地震を調査 ニュージーランド

スポンサーリンク

皆さん、サイレント地震って何だか知っていますか?日本では意外と知られていないこのサイレント地震なんですけど、実はこのサイトレント地震が世界中の大地を蝕んでいるかもしれないんです。

今日の話は、そもそもサイレント地震って何だろね?というところから、今回ニュージーランドで行われるサイレント地震の調査について紹介していきます。

サイレント地震って何?

実は以前、日刊ニュージーランドライフではサイレント地震のことを紹介したことがありました。

なので、そのときの記事を読んだ方は「あ、知ってる知ってる、あれねー」と片肘でも付きながら読み進めていってください。

Shhh!
© Jordyn Maultsby

サイレント地震というのは実はまだ日本はもちろん世界的にもあまり知られていない最近発見された現象なんです。
発見されたのは2000年11月。ハワイのキラウェア火山でした。

英語ではSlow SlipとかSilent Earthquake、Slow Earthquakeと言われていて、日本語だとそれらをカタカナにした「スロースリップ」とか、日本語に訳して「ゆっくり型地震」などと呼ばれています。でも、まだ正確な統一した名前が決められていません。

このサイレント地震がどんなものかを簡単に言うと、一般の地震は瞬発的な力が働いて地面を一瞬で動かします。
ところがサイレント地震では、例えば数センチを数ヶ月かけて動かします。例えば2週間で2cm動いた場合1日に1.5mmしか動いていないので、誰も揺れを感じません。

え?それって大陸が移動してるだけじゃないの?と思うかもいると思うんですけど、大陸移動は1年間で数センチと言われているので、上の例の2週間で2cmと言うのは大陸移動にしては早すぎるんですね。

スポンサーリンク

ちなみにこの2週間で2cmと言うのは実際にニュージーランドの都市Gisborne(ギズボーン)の目の前にある湾Poverty Bayで現実に起こっていることです。

場所はここですね。
もし一瞬で2cm地面が動いた場合、マグニチュード換算で6から7に相当します。そう考えるとそれがどれだけのパワーなのかわかってもらえると思います。

余談ですけどPoverty Bayってすごい名前ですね。
Poverty=貧困とか欠乏とかそんな意味です。あえてそんな名前付けなくてもいいのに…って思えてなりません。

サイレント地震の解明に向けた調査

このサイレント地震が世界中の本当に限られた場所で起こるものだったら、まだ良かったかもしれません。

サイレント地震は断層があれば、どこでも起こりえるどころか、実際に起こっているんです。
日本でも過去に何度も起こっていて、世界中で学者たちがそのメカニズムの解明と、サイレント地震が更なる大地震を引き起こす可能性があるのか調査しています。

怖いのは、ゆーっくり地面が動いて地面に大幅な緊張を作って、その緊張が瞬発的な力で解放されたら大災害を巻き起こしかねないことです。

そこでニュージーランドとアメリカ、そして日本の専門家が集まってサイレント地震の仕組みと、その調査地域で起こると言われている巨大地震、津波の可能性を調べることになりました。

30個にも及ぶ専門の計測器を海底に沈めて1年間にわたって、地面の動きを調べるそうです。


View ニュージーランドの断層線 in a larger map

これがニュージーランドの真下を通る大きな断層です。これ以外にも細かい断層が何本も走っていて、北島の真下を通るHikurangi subduction zoneでは東北で起こった地震と同じ規模のマグニチュード9.0の地震が起こってもおかしくないと専門家は考えているそうです。

個人的に思うこと

何だか見えないし、聞こえないし、体で感じることも出来ない地震が起き続けてるって怖いですね。

なんだかこう書くと恐怖心を煽る感じがするかもしれません。でも、そんなつもりはありません。

事実は事実として受けいれて、地震のメカニズムの解明や予知するための技術を開発してもらえたら嬉しいなと思います。

日本もニュージーランドも本当に似ているなとこういうのを書くと思います。
南北に細長い島で、各地に温泉が湧いて、その真下を何本も断層が走っているわけですから。だからこそ日本は今回の調査を手伝うことにしたのかもしれませんね。

でも、思うんですけど地震の予知が出来るようになったとして「2週間後にマグニチュード9の地震が起こります」とキッパリ言われても困ってしまいますね…。逃げるに逃げれない人たちがたくさんいるはずです。
その場合は、予知と防止の両方をやって欲しいなと思います。

とにかく、大きな地震が起こらないことを願うばかりです。

こんな記事もよく読まれています

スポンサーリンク

COMMENTS