北半球と南半球 生活する上でズレてくる感覚

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同じ海外、例えばアメリカとかヨーロッパに住んでいるのと、南半球のニュージーランドやオーストラリアに住んでいる人たちでズレてくる感覚みたいなものがあります。

そのズレは南半球にニュージーランドやオーストラリアがある起こるズレです。

今日はそんな南半球に住んでいるからこそズレてくることについて書いてみたいと思います。

目次

年間行事と季節のズレ

大きなところだとクリスマスと年越しの感覚のズレがあります。

日本だと寒い冬にあるクリスマスとお正月。これがニュージーランドだと降り注ぐ太陽の下で過ごす夏の行事になります。

Family F 2
© Photoflurry

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このズレはニュージーランドに住み始めて7回クリスマスと年越しを過ごしてきましたけど、今でも思いっきり違和感があって慣れることが出来ません。

やっぱりクリスマスとお正月は日本が最高だな!と思います。

小さいところで言うと誕生日。
これは自分の場合7月なんですけど、夏だった誕生日が冬になるのは不思議なものです。でも、これは「不思議だな」と思う程度でクリスマスとか年末年始みたいに「やっぱり冬が良いな」と思うほどのズレは出てきません。

北と南 方角のズレ

知らない人にとっては天才バカボンの「西から昇ったお日様が♪東に沈ーーむ〜〜♪えっ本当?」と同じくらいビックリする話なんですけど、ニュージーランドを含め南半球では、東から昇ったお日様は、南に上がらず「北に上がって」西に沈んでいきます。

つまり、家探しをするときは「北向きに窓がある家」が良いんです。

また天気予報を見ていて「今日は強い北風が吹きます」と言われると日本人だったら「よし今日は寒くなるし厚着をしていこう!」となりそうなんですね。
でも、ニュージーランドの場合は北は赤道に近く南に南極があるので「北風が暖かく、南風が寒い」んです。
なので、ニュージーランドで「今日は北風です」と言われたら、北風の日は薄着をしていった方が良いんですね。

それとなかなかいないかもしれませんけど、迷子になったときに太陽の位置から方角を探そうとすると南北逆に歩いて行ってしまいます。
太陽が沈んでいく方向は西で同じでも、傾く方向は北なんですね。これで迷子になった日本人がニュージーランドにいたり、ニュージーランド人が日本で迷子になったと言う話を聞きました。

北半球のコンパスは南半球では使えない

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もし「山で遭難するかも」という「万が一」を備えてコンパスを買って来る人にとって死活問題ですよね。

どうしてそんなことになるかというと、北半球では磁石のN極が北を指すとき斜め下向きになる性質があります。逆に南半球ではS極が南を指すときに下向きになります。

そこでN極とS極を水平に保つために北半球向けの方位磁石はS極が重め、もしくは長めに作られています。また逆に南半球向けの方位磁石はN極が重くなるように作られています。
そうすることでそれぞれの磁石が極を指したときにバランスが取られるわけですね。

もちろん全てのコンパスではありませんけど、気を付けた方が良いかもしれませんね。

Southern Cross
© Indigo Skies

気付かないけど違うこと

それ以外にも気が付かないけど、違うこととしてあげられるのが海の渦巻き(鳴門)とか空の渦巻き(台風)の渦の巻き方は逆です。

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それと天体も反対です。
お月さんや星も上下逆さまなので、月のうさぎは下を向いているし、オリオン座も逆向きです。
また北半球で見えていた星座が見えなくなって、南半球でしか見えない星座たちが空を埋め尽くします。もちろんニュージーランドに北極星はありません。

日常生活では困らないことばかり

日常生活で知っておいた方が良いのは「北風と南風」の違いくらいですかね。
あと家探しをするなら、北向きに窓がある家を探しましょう。

それ以外の違いは気が付かなくても何ともありませんけど、知っているとその場に遭遇したとき「あ、ホントだ!逆だ!!」とちょっとしたアハ体験ができるので楽しいですよ。

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この記事を書いた人

元NZ在住40代男性。大阪在住。2005年からニュージーランド15年、カナダで1年の生活を経て2022年に日本帰国。ブログ運営が仕事。

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