氷河ウォークが消滅する!?Franz Josef & Fox Glacier

日刊ニュージーランドライフがことあるごとにオススメしている観光地の1つにFox GlacierとFranz Josefと言う氷河ウォークがあります。

その氷河ウォークが近年の温暖化の影響でできなくなるかもしれない?と言う話があるそうです。

そこで今日は何で氷河ウォークをオススメするのか、そしてどのくらいの緊迫度で氷河ウォークが出来なくなってしまうのかを紹介したいと思います。

氷河ウォークをオススメするワケ

ニュージーランドには自然を楽しむ場所が五万とあります。
南からあげていくとMilford Sound、Queenstown、Wanaka、Mount Cook、Lake Tekapo…と書き出したらキリがありません。

その中でも日刊ニュージーランドライフが「1つ選べ」と言われたら、時期にもよりますけど1番オススメするのが氷河ウォークです。

Milford Soundもたしかにすごいんですけど、結局「見るだけ」です。もちろん半年くらい前から予約したりして「歩く」こともできます。でも、言ってしまえば失礼な話「森」です。

Franz Josef Glacier walk
© nzlife.net

でも、氷河ウォークは違います。
1年を通じて膨大な氷の川を自分の足で歩いて上ることが出来るんです。肌で氷の冷たさを感じて、何万年も前に凍った氷が溶けた水を飲むことすら出来るんです。

そんなことを経験できる場所は世界でも限られた場所しかありません。

自分たちも数年で2回ほど行ってそのたびにすごい感動して帰ってきました。

温暖化でどんどん溶けている氷河

前回、Fox Glacierに行ったとき、ツアーの人が「氷河は毎年どんどん小さくなっている」という話をしてくれました。

Fox Glacier
© nzlife.net
例えばこの写真。
この青いラインを境界線に植物が生えている地帯と生えていない地帯に分かれています。
この境目は昔、氷があったところとそうでないところなんです。

この氷の境目は何百年前とかそういう次元の話ではなく数十年でこれだけの氷が溶けてしまったそうです。その証拠として教えてくれたのが観光用に作られた階段の場所でした。

Fox Glacier
© nzlife.net
わかりますか?
昔は氷の上を歩いて、あの階段を上って森の中を歩くことが出来たそうです。

つまりホントここ80年90年のレベルであの階段のところから今の氷の位置まで溶けてしまったわけです。

そして最近Canterbury大学の調査で、この氷の後退は観光業にも影響が出るレベルに達しているだとレポートされました。

現実問題として、氷河が溶けてしまったことによって角度が付きすぎて危険だと判断せざるをえないことがあるそうです。

そして氷河が溶ければ氷の中にあった石が多く表面に出てきて見た目がキレイでなくなってしまったり、氷が溶けて脆くなることによる滑落も以前より多く起こっています。

そうは言っても観光業の人たちはお金を稼がなければいけません。
そこで登場してくるのがヘリコプターです。浸食がまだ進んでいなくて比較的平らな山の上の方に飛んでいって、そこで氷河ウォークを楽しんでもらうと売り出しています。

自分たちも2009年に氷河ウォークをしたFranz Josefは、2012年に再び行こうとしたら「歩きのコースは今は出来ないからヘリで山の上に行って歩くコースしかない」と言われて、隣のFox Glacierに行くことにしました。

ただ観光客にとってはヘリコプターに乗るのは費用も高くなるので、利用者数はまだまだ少ないそうです。

“今”ではない近い将来歩けなくなるかも

氷河は毎年溶けているわけではありません。
ここ数十年で一番溶けていたのは1970年台後半で、それから少しずつ氷の量は増えていました。ところがまたここ数十年は溶け続けています。

楽観的な見方をすれば、地球自体が大きな周期(数千年単位)の氷河期以外にも、20-30年単位のプチ氷河期とも言える寒い時期を繰り返しているので、しばらくすれば寒くなって氷が増えるなんて言う意見もあります。
現に1980年代から20年ほどは氷が増え続けたわけですから。

ただ先日もちょっと触れた温室ガス効果による温暖化は人為的な要因のため、今までの地球が繰り返してきた周期とは違って寒くはならないと言う見方もあります。

きっとあと2-3年は大丈夫かもしれません。
でも、数年後には「昔は氷河に歩いて登れた」という時代が来るかもしれません。

「行きたいけどそのうちね」と思っている人は、できるだけ早めに行った方が良いと思いますよ!
特に冬の寒い時期は寒くて大変かもしれません。でも、逆に氷の状態は安定しているので、来年はもっと溶けてるかもしれなイ事を考えると、今年の冬は狙い目かもしれませんよ!!

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