事件のその後:犬に100カ所以上噛まれて重体になった女の子

ちょうど1ヶ月前の3月8日、日刊ニュージーランドライフでニュージーランドで起こった惨事とご協力のお願いと言う記事を書かせていただきました。

ニュージーランドの北島で7才の女の子が4匹の犬に100カ所以上噛まれて重体に陥ってしまった事件です。

あれから1ヶ月が経って、彼女はどういう状態なのか、また今後どうなるのかについて「その後」の話を今回は紹介したいと思います。

まずはお礼をさせてください

まずはあの記事をシェアしてくれた方々、また募金をしていただいた方々にお礼をさせてください。

本当にありがとうございました

あの記事に対して想像していた以上の反響がありました。
Facebookでは4,000弱シェアされ、Twitterでも700以上、ページを訪れてくれた方も43,000を越えてました。

今回の被害者の女の子「うえはらさくらこ」ちゃんが入院しているMiddlemore Hospital(ミドルモア病院)で彼女と彼女の家族に対する基金が事件のあとすぐにできました。

実は先日その基金で広報をされているDavid Kemeysさんとメールで何度か話をさせていただき、彼女の病状と募金の集計具合を教えてもらいました。

view from Air New Zealand heading to Auckland
© nzlife.net

そのなかで、目を見張るほどの割合で日本から募金とアクセスがあったことを教えてもらいました。もちろんその日本からの募金を前回の記事だけで生み出しただなんて思っていません。

でも、ニュージーランドという日本から遠く離れた土地で起こった事件に対して、本当にたくさんの方が共感して、行動をおこしてくれたことが嬉しかったです。

もう一度お礼をさせてください。

本当にありがとうございました!

どのくらい募金が集まったか

まず募金については最終的な集計はまだ出ていないものの、ニュージーランド国内のTXT募金で9万-10万ドル、またオンラインと銀行口座への送金による募金で9万ドルほどあり、全部で20万ドル弱(1,800万円弱)ほど集まることができたそうです。

その他にも、ニュージーランド国内の日本人コミュニティーが力を合わせて募金活動を行いました。例えば事件があった街から近いRotoruaでは約5500ドルの募金と、彼女の回復を祈って千羽鶴が送られたりしました。
それ以外にも幾つかの街の日本人コミュニティーから募金などがありました。

金額的に見たら1,800万円は大きな数字です。でも残念なことに「これだけあれば十分」というわけではありません。

その後の病状と今後の展開

 
なぜ1,800万円ものお金が集まって十分ではないのか。

それは、彼女の状態は命を落とす状態ではありませんが、決して先行きが明るい状態ではありません。

light through a window
© nzlife.net

彼女はすでに数回に及ぶ手術を受けましたが、もし彼女が成長がすでに終わった大人だったら、成形(整形)手術を1-2年に渡って受ければある程度元に戻れたかもしれません。

ところが彼女は育ち盛りの7才です。
手術をしても彼女自身が成長するのに合わせて手術をするする必要があります。それは成長が止まるまでの10年以上という長い戦いになることを意味しています。

ちょっと横道に逸れますが、この記事と前回の記事でニュージーランドで起こった惨事とご協力のお願いでは彼女の写真を敢えて一切使っていません。
それは、彼女の写真を彼女と関わりがある人たちが見たとき、きっと切ないと思うだろうな?と思ったからです。

そんなこと言ってはいけないのかもしれませんが、彼女は100カ所以上噛まれて顔の90%にも渡ってダメージを受けています。つまり彼女の元気なときの写真を載せると言うことはその被害者の方たちの心の傷に塩を塗るようなものだと思ったからです。

そんな話はさておき。
肉体的な治療に関しては彼女の治癒力と医師の力にかかってきます。そしてその治療に関してはニュージーランドが全額負担していています。

そして精神的な治療に関しては専門家が入るにしても、結局は両親がニュージーランドにいて彼女のそばを離れず一緒にいて手を握ってあげたり、声を掛けてあげることが一番です。

ところが彼女たちは観光ビザのため仕事をすることができません。
お金を稼ぐために両親、もしくはお父さんだけでも日本に帰ってしまったら、彼女のそばを離れることになるし、日本に帰って治療を受ければ両親は働くことができるかもしれませんが、治療費を今度は自己負担する必要が出てきます。

また、もっと技術が進んだ国、例えばアメリカで治療を受けるとなると治療費は跳ね上がります。

そのためにも彼女たち家族はできるだけたくさんの援助を今後当分の間、必要とする生活を続けなければなりません。

引き続き募金のご協力をよろしくお願いします

「お金をください」というとあまりよく思わない方もいるそうです。

でも彼女たちはお金が必要です。

漫画や本、洋服などを送った方もいるそうです。
でも個人的には「現金」を送ってあげるのが、彼女にとっても彼女の両親にとっても一番であると考えています。
もし本当に漫画とか洋服が必要だと思えば、いただいたお金で買えます。でも、もらった本や洋服では生活や治療に必要な物を買うことはできません。

募金は幾つかの方法で行うことができます。
募金をされる際は必ずプロジェクト名として”Japan”を入れてください。
Middlemore Hospitalは幾つも募金のプロジェクトを抱えているので、その明記がないと病院全体への募金扱いとされてしまいます。

  • オンライン募金
    募金はこちら(リンク)から行うことができます。
    入力画面でメールアドレス、金額、住所、プロジェクト名を入れます。そのあと決済画面が出てきてクレジットカード番号を入れることができます。
  • 銀行振り込み
    下記の銀行口座に振込金額を入れて送金するだけです。Reference(備考)には”Japan”と入れましょう。
    銀行名 :ASB
    口座名 :Hunters Plaza
    口座番号:12-3113-0002022-00
  • 小切手を郵送する
    小切手に金額を書いて下記の住所に送ります。ここにも添える手紙かメモに”Japan”と入れるのをお忘れなく

    送り先:
    Middlemore Foundation for Health Innovation
    Private Bag 93320
    Otahuhu
    AUCKLAND 1640

拡散のお願い

この募金活動に賛同していただける方は、ぜひこのことをFacebookやTwitterなどで拡散していただけると嬉しいです。

拡散は募金のページ http://www.middlemorefoundation.org.nz/をしていただくか、上記のアドレスの拡散の仕方がわからない方はFacebookやTwitterでこの記事の下にあるFacebookかTwitterのシェアボタン(下記参照)を押して拡散していただけると嬉しいです。

skitched-20140308-120927

Facebookの場合「いいね」ボタンを押すとこんな画面が出てきます。
skitched-20140308-164912
実際に自分が個人のFacebookアカウントでコメントしたものです。
コメントを入れて、add a Commentを押すだけですね。

skitched-20140308-164938
Twitterは別の画面が出てくるのでコメントを入れて送信するだけです。

以前やっていたニュージーランド国内のTXT募金は1回3ドルだったのにも関わらず90,000-100,000ドル集めることができたそうです。つまり、1人の募金金額は小さくても、多くの方のちょっとした気持ちが集まるだけでもすごい力を持ちます。

一度募金されている方は2度目となってしまうかもしれません。
それでもほんのちょっと。コーヒー1杯飲むのを我慢する、外食1回行かずにその代わりに彼女たちに対して募金をしてもらえると嬉しいです。

今後も折を見て報告させて下さい

今回は時間から1ヶ月が経って皆様に途中報告をさせていただきました。

でも、今後も1ヶ月ごとは行かなくても半年後くらいにまた「その後」の記事を書いていきたいと思っています。

よろしくお願いします。

こんな記事もよく読まれています

COMMENTS