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何だかタイトルが「世界で最も湿気った観光地」みたいに見えるんですけど、そうではありませんよ!
「湿った観光地」です。
ニュージーランドと言えば、どちらかというとカラッと乾燥したイメージを持っている方が多いですよね。
でも、実はニュージーランドは場所と時期によっては雨が日本と同じかそれ以上降ること場所なんです。
その中でもニュージーランドの2カ所が「世界で最も湿った観光地トップ15」のなかで2カ所も選ばれてしまいました。
今日はそんな湿ったお話しです。
予備知識をサラリとまずはお届けします
きっと「●●の降水量は年間5,000ミリ!」と言われても、予備知識がないと「え?それって多いの?少ないの?」ってなりますよね。
なので、まずは予備知識として日本の都市いくつかと、ニュージーランドの都市いくつかの年間降水量を紹介したいと思います。
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それを踏まえて「おっ!そりゃ相当湿気た場所だね!」と思ってもらえたら嬉しいです。
日本各地の年間降水量
まずは日本各地の年間降水量を北から順番に紹介していきます。
- 札幌 … 1106mm
- 仙台 … 1254mm
- 東京 … 1528mm
- 金沢 … 2398mm
- 名古屋 … 1535mm
- 大阪 … 1279mm
- 福岡 … 1612mm
- 沖縄(那覇) … 2040mm
- 屋久島 … 4477mm
日本の都市で一番雨が多いのは石川県らしいので金沢の降水量を調べて入れてみました。札幌と比べて倍以上の雨が降っているんですね。
そして雨が多いことで有名な屋久島の降水量は札幌の4倍です。すごい量ですね。
ニュージーランド各地の降水量
- オークランド Auckland … 1240mm
- ロトルア Rotorua … 1341mm
- ネイピア Napier … 784mm
- ウェリントン Wellington … 1207mm
- ブレナム Blenheim … 711mm
- クライストチャーチ Christchurch … 618mm
- ダニーデン Dunedin … 737mm
- クイーンズタウン Queenstown … 748mm
- マウントクック Mount Cook … 4484mm
こうやって見るとニュージーランドはたしかに降水量が少ないですね。
意外とクライストチャーチの降水量が少ないことに驚きました。オークランドと比べて半分しかありません。それだけ晴れが多いって考えたら、それだけでも魅力を感じちゃいますね。
そしてビックリなのがマウントクックです。屋久島越えの雨の多さです。
だから、いつも雨なんですね。
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世界で最も湿った観光地トップ15
さてさてそんな日本とニュージーランドの降水量事情を踏まえた上で、世界で最も湿った観光地トップ15に選ばれたニュージーランドの観光地2カ所を紹介したいと思います。
その前に。
どこだと思いますか?ちょっと考えてみましょうか。
何となく1カ所は想像付くと思います。
ニュージーランドに来ると多くの人が行く観光地で雨ばっかりのところです。
あんまり答えを書くのを引っ張っても読むの飽きてしまうのでサッと書いてしまいますね。
まず15位にその場所はランクインしました。
© Breizh33
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その場所はミルフォードサウンド(Milford Sound)です。
年間降水量は6,228mmでした。毎日17mmの雨が降ってる計算です。ここはホント晴れ間を見ることがないですね。
そして次はもう一カ所は世界でも4番目に降水量が多いところです。
4位と言っても1位との差は360mmしかないので、その年の降水量次第では世界一雨が多い観光地と言っても過言ではありません!
その場所の年間降水量は11,515mmです。
ミルフォードサウンドでさえ東京の4倍、屋久島やマウントクックの1.5倍も雨が降っているのに、この世界で4番目に降水量が多いこの場所はそんなミルフォードサウンドの更に倍です。
毎日雨が降り続いても1日3cmの雨です。
もちろん雨が降らない日もあるわけなので、1回の雨の量を考えるとすごいことですよね。
その場所がもっとも近い観光地はここです。
日刊ニュージーランドライフで何度も「ニュージーランドに来たら絶対にオススメする観光地」として紹介して来たFranz Josefです。
でも、ここではありません。
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どこが世界で4番目に雨が多い観光地かというと「Hokitika Gorge」です。
え?どこ?って思う方きっと多いですよね。
この観光地は日本のガイドブックにはほとんど載ってないんですけど、海外の旅行ガイドサイトTripadvisorでは絶賛されたり、知る人ぞ知る穴場的観光地です。
実は以前、日刊ニュージーランドライフでは紹介したことがある場所です。
写真を3つほど紹介しますね。
© nzlife.net
Hokitika GorgeはFranz Josefから2時間、Christchurchから3時間半かかるいわゆる秘境中の秘境です。
そのため、1週間とかの短期旅行だとなかなか辿り着くことができない場所です。
© nzlife.net
写真を見ていただくとわかると思うんですけど、ものすごい色をした水を見ることができます。
Hokitika GorgeのGorgeは谷という意味なので、日本語にするとホキティカ渓谷ですね。
© nzlife.net
この日は曇りの日だったんですけど曇りの日でこの青さだったら、晴れた日の青さは想像を絶する「青」だと思います。
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その他の降水量が多い観光地は
その他の13の観光地を紹介すると長くなりそうなので、興味がある方はThe World's Wettest Placesと言う情報元をぜひご覧ください。
ちなみに4位として入っているのはホキティカ渓谷ではなく、そこからちょっと東にそれたCropp Riverと言う場所でした。
ミルフォードサウンドにしてもホキティカ渓谷にしても、晴れていたらキレイだし雨が降っていたら垂れ込める雲とか全体を覆い尽くす霧が幻想的で、それはそれで十分楽しめる場所です。
南島を旅行するときはぜひホキティカ渓谷も旅の日程に入れてみてくださいね!