ニュージーランド もっとも生活しやすい国で世界一に選ばれる

Social Progress Indexと言う言葉知ってますか?
実はこの言葉、日本語でなんて言うのかいろいろ調べたんですけど適当な言葉を見つけられませんでした。

ザックリした簡単な言い方だと「生活しやすさ指数」みたいなものですかね。

具体的にSocial Progress Indexがなんなのか、そしてニュージーランドが1位に選ばれた根拠、そしてやっぱり日本人として気になる日本の順位などを紹介していきたいと思います。

Social Progress Indexって何さ?

ちょっとだけ難しい話なんですけど、GDP(国民総生産)って言葉があります。
これをザックリ言うと「国民どれだけ稼いでいるか」なんですけど、このGDPが数値が高いからと言って国民が幸せに暮らせているか?と言われるとそんなことありません。

Drinking water, Province Orientale, DRC
© Oxfam International

例えばAと言う国はお給料は高いけど、社会福祉がイマイチで自費で治療を受けたり、家賃が高かったり、飲み水は飲めずにペットボトルだったり、労働時間が長かったり、犯罪率が高い環境だとします。
一方、Bと言う国は収入自体少なくても、社会福祉がしっかりして、安全で衛生面などもしっかりして、子どもが育つのに良い環境だったら。

A国とB国。どちらが「国として優れた機構」を持っているのでしょう?

なんで日本語で紹介されていないのか不思議でしょうがないんですけど、そんな視点から作られた指数がSocial Progress Indexと言うものです。

どんな項目で調べるの?

このSocial Progress Indexは132の国と地域を対象としていて、細かく分けると54の項目に渡った調査が行われます。

調査項目54個すべてを紹介するのも大変なので、その中から幾つかを抜き出して紹介します。

  • 出産時の母子の生存率
  • 子どもの死亡率
  • 伝染病での死亡率
  • 上下水道の普及
  • 住宅事情
  • 殺人などの犯罪の発生率
  • 基本教育の普及率
  • 携帯電話の普及率
  • インターネットの普及率
  • 平均寿命
  • 肥満率
  • 自殺率
  • 温暖化ガスへの対策
  • 言論/宗教の自由
  • 男女差別
  • 移民/同性愛/宗教への寛容性

などなどです。

各国の順位

ニュージーランドが1位とすでに書いてあるので各国の順位を紹介したいと思います。
まずはトップ10、そしてそのあとは気になる国の順位だけ書いていきます。

001:ニュージーランド
002:スイス
003:アイスランド
004:ノルウェー
005:スウェーデン
006:カナダ
007:フィンランド
008:デンマーク
009:オーストラリア
010:オーストリア

英語圏はニュージーランド、カナダ、オーストラリアとワーホリで行くことができる国がランクインされていました。

10位以下のランクは
011:ドイツ
012:イギリス
013:日本
015:アメリカ
020:フランス
028:韓国
029:イタリア
090:中国
102:インド

意外だったのはこの調査にシンガポールが入っていないことです。
シンガポールは比較的さまざまな調査で良い成績を収めたいわゆる住みやすい国の1つとしてあげられることが多いんですけど、なぜか入っていません。

もう少し掘り下げてみる

全体で13位になった日本は、医療の普及や上下水道の普及、住居の環境などでは世界3位、教育や健康、エコへの配慮などでは世界的に21位、そして人権や言論の自由、差別などに対する評価は14位でした。

一方ニュージーランドは医療の普及や上下水道の普及、住居の環境などでは世界18位、教育や健康、エコへの配慮で6位、そして人権や言論の自由、差別などに対する評価は1位でした。

特に出生時の母子の死亡率は36位、子どもの死亡率で31位、家の高さは世界でなんと50位、自殺率が76位、肥満に至っては世界で115位などの悪いところがテレビのニュースで取り上げられていました。

baby-feet-2
© Elin Vinger Elliot

たしかに国として子どもやその母親の死亡率や、生まれてきた子どもの死亡率が高いのは問題だと思います。
また生まれてきても自殺してしまったり、肥満になってしまう環境も何とかしないといけませんよね。
逆にかなり多くの項目(書き切れないくらいありました)では、世界ランクでトップ5位に入る項目が多く、全体的に見て非常に評価が高い内容となっていました。

1つ1つ掘り下げていくと、項目1つで1話ずつ書けるかもしれないくらい充実したレポートがSocial Progress Index – Dataに記載されていました。

気になる項目だけを選んで、それらの合計から自分だけのランキングを出したりもできるので、時間がある方はいじってみると面白いと思います。

個人的にはこう思う

こういうランキング系でいつも思うのは、こういうランキングで1位に選ばれたからと言って、誰にとっても素晴らしい国であるか?と問われるとそんなことないと言うことです。

言葉の壁、文化の壁、気候も違います。
それに「国」という大きな括り(くくり)で話をしていますが、日本でも北海道、岩手、東京と大阪、香川と鹿児島、そして北海道など場所によって、こういうことって大きく変わってくると思います。

もっと細かく切っていけば、どんな仕事をするのか、どうやって健康管理をするのか、どうやって子どもと接するなどと言った自分自身で変えられることだってできるはずです。

「国の仕組みが悪いから自分は不幸だ」と思うのも変だし、「国の仕組みが素晴らしいから自分たちは大丈夫」って思うのも楽天的すぎて、どうなんだろう?と思います。

こういうランキングはあくまでも指標です。結局は自分がどうなのか?ですよね。

まぁ、でもニュージーランドも日本も世界的に良いところを維持できていてよかったな!と思います。

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