ニュージーランドの歴史の礎を築いたのはアイルランド人

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今月3月17日はSt Patrick’s Day(聖パトリックの祝日)という日です。
残念ながらニュージーランドでは祝日ではないんですけど、オークランドではパレードが行われたり、一種のお祭りとして賑わいを見せます。

このSt Patrick’s Day(聖パトリックの祝日)がどんな日なのか一言でいうと「アイルランドにキリスト教を広めた聖人”聖パトリック”の命日」なんです。

どうして彼がなくなった日を祝うのかなど起源を紐解いていくと、キリがないほど長くなりそうなので今回は紹介しません。でも、いろいろ調べていくとニュージーランドの意外な史実がわかってきました。

簡単にいってしまえばニュージーランド礎(いしずえ)を築いたのはアイルランド人だったんです。

最初のニュージーランド総督はアイルランド人

1840年にイギリスとマオリ族のあいだでワイタンギ条約が結ばれて、ニュージーランドという国が建国されたとき、初代ニュージーランドの総督の地位に立った人はWilliam Hobsonというアイルランド人でした。

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© Manuscripts & Pictorial

この絵は当時、条約が締結されるときの様子を描いたものです。
彼がきっと子の中にいるってことですね。真ん中でふんぞり返っている白い服を着ている人でしょうか。

ちなみにオークランドの中心をHobson Streetという道が走っていますね。このHobson Streetは初代ニュージーランド総督のWilliam Hobsonから付けられています。

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南島と北島はアイルランドの地名だった

今でこそ北島はNorth island、もしくはマオリ語でTe Ika-a-Maui、南島はSouth islandかTe Waipounamuと呼ばれていますが、何気に半年前までニュージーランドの2つの島は正式名称がありませんでした。

建国以来ずっと島の名前を付け忘れていたという何ともニュージーランドらしい珍事があったんです。

北島と南島の正式名称が遂に決まる

そんな北島と南島は、ニュージーランドの初代総督のWilliam Hobsonが北島をNew Munster、そして南島をNew Ulsterと名づけて、ワイタンギ条約が結ばれた1840年から1853年までの13年間使われていました。

どうして北島をNew Munster、南島をNew Ulsterと呼んだのかというとアイルランドには4つの地方Connacht、LeinsterそしてMunster、Ulsterに分けることができ、William Hobsonの出身がMunsterだったのでNew Munster、そして南島は別の地方UlsterからとってNew Ulsterと呼ばれるようになりました。

ニュージーランドの国歌はアイルランド人が作詞

ニュージーランドの国歌といえば、これですね。

この曲「God Defend New Zealand」は1869年にアイルランドから移民してきたジャーナリストであり、政治家、そして詩人であるThomas Brackenが書いた詩を元に作られました。

彼の詩「God Defend New Zealand」は賛美歌としてNew Zealand Saturday Advertiserという誌面に掲載され、そこにメロディーが付けられたわけです。

ニュージーランド最初の政党はアイルランド人が作った

1866年にアイルランドから移民してきたJohn Balanceがニュージーランドで初めての政党Liberal Partyを作りました。

John Balance statue at Beehive in Wellington

ちなみに彼の銅像はウェリントンの国会議事堂Beehiveに大きく飾られています。

初代オールブラックスの主将もアイルランド人

ニュージーランドのラグビー代表チームは1905年にイギリスとフランスに初めて遠征に行った当時「All Blacks」とは呼ばれていませんでした。では、何と呼ばれていたのかというと「The Original」です。

フランスやイギリスの遠征で圧倒的な強さを見せつけた彼らは「All Blacks」と呼ばれるようになったんですけど、そんなチームの主将をしていたのがアイルランド人のDave Gallaherでした。

しかもこの時のメンバーがイギリスで、あのハカを披露して一躍有名になりました。その時のハカが「Ka Mate カ・マテ」です。

つまり、ラグビーの試合でハカをやるようにしたのもDave Gallaherのアイディアなのかもしれませんね。(これは憶測です)

こう見ると歴史に「アイルランド人あり」です

こう見ていくと、ニュージーランドという国ができる創世記にアイルランド人が頻繁に登場することがわかります。

今でも1800年代後半1900年代前半に移り住んできたアイルランド人たちの子孫が国民全体の15-20%もいるそうです。

日本人は小中高で日本の歴史を勉強しているので、いくら勉強をしていない人でも日本の歴史について多少は知っているものですよね。でも、自分たち日本人は世界史でもニュージーランドは出てこない(記憶に無いだけ?)ので、ニュージーランドの歴史を全然知りません。

なので、こうやって紐解いていくと面白いですね。また機会を見ながらニュージーランドの歴史も紹介していきたいと思います。

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