物乞いがけっこう儲かる国ニュージーランド

朝から晩まで一生懸命働く人と、一日中路上に座ってボーッとしている物乞い。

どっちがお金を稼いでいるでしょう?
なんて誰も間違えないような質問なのかと思いきや、ここ数年、ニュージーランド、特にAuckland(オークランド)では「物乞いが儲かる」というおかしな現象が起こっているそうです。

今日はニュージーランド人の国民性がそうさせてしまう、良いような悪いようなお話しです。

物乞いが年々増えている都市部

ニュージーランドの都市部、特にAucklandとWellingtonではここ数年目にみえて物乞いをする人の数が増えているそうです。

多くの物乞いは日々の物乞いで得たお金をお酒やタバコ、そしてドラッグに費やしてしまうので、その生活からは抜けられない悪循環の中で生きているそうです。

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ところがいろいろ国が調査をしていくと、中にはそういった悪循環の中にいない人たちがいることがわかってきました。

1日に200ドル稼ぐ物乞いも

物乞いと言えば、家と言う家はなく仕事はもちろん、お金もない浮浪者を誰もが想像すると思います。

もちろんそういった上で書いたような人たちもたくさんいます。

ところが中には職業浮浪者とも言うべき浮浪者もいるそうです。

その人たちの中には、たった1日で200ドルも稼ぐ人がいるとか。1日200ドルだと1ヶ月で6,000ドル、日本円で50万円です。
週休2日で20日、物乞いをしても4,000ドル、32万円を稼ぐことができちゃうわけです。

もちろん天候や曜日によって多少の上下はあるんでしょうけど、生活をするには十分すぎるお金を稼ぎ出しています。

こういう職業浮浪者たちはなんと家を持っていて、朝バスとか電車に乗って街中に行って、日がな一日ずっと段ボールの上に座ってお金をもらっているわけです。
そして、ある程度の時間になったり、家に帰りたくなったら閉店です。再び電車などに乗って家に帰って、暖かい布団で寝ます。

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↑彼は物乞いとは関係ありません。

なんでそんなことが起こるのか

以前、日刊ニュージーランドライフでも書いたことがあるんですけど、ニュージーランドは世界でも有数の「人助けが好きな国民性」なんです。
(その時の記事「優しさって何だろう?」はこちらです)

なので、街中で貧しい恰好をして段ボールに座って「生活に困っているのでお金を下さい」とか書いた紙を見てしまうと、ついつい1ドルどころか持ってる小銭をジャラジャラとあげてしまうんですね。

つまり人が良すぎる人が多いんです。

Aucklandの市役所でそういった問題に当たっているDiane Robertsonは「道ばたの物乞いにはお金をあげずに、貧困で困っている人たちをサポートしている団体に寄付して欲しい」と述べているそうです。

ホントそうだと思います。

もちろん物乞い全員が1日に200ドル集めるわけではありません。

きっと200ドル集める人は上手に人の同情を集めるようなことを書いたり、お金を落としていく人たちが多い場所や時間帯を見極めて物乞いをしているんだと思います。

それって人の好意を完全に踏みにじったあってはならない行為ですよね。

個人的にはこう思う

以前カナダにいたとき友だちが「食べ物を買うお金がないからお金が欲しい」と段ボールに書いた浮浪者にパンをあげようとしたら、「パンは要らないから金をくれ」と言われたそうです。

結局その浮浪者はもらったお金でお酒か麻薬を買っていたんだと思います。

そんなこともあって個人的には浮浪者を同情する気持ちはないので物乞いにお金をあげることはありません。

ただもし周りに物乞いにお金をあげようとする人がいたら、今回の話をして専門の団体に寄付するよう話してみたいと思います。

人が良い国民性が裏目というか、思わぬ方向に働いてしまったお話しでした。

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