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今日は「え?何でそんなことになったの?」というニュースを紹介します。
ニュージーランドのファンガレイという街に住む男性ピーターは、製油工場の採用試験の一環で受けた麻薬検査でまさかの陽性が出て、不採用の通知を受けてしまいました。
ところが彼は麻薬は一切取っておらず、いろいろ調べていくと「朝食に食べたパン」が原因だと言うことがわかりました。
いったいどうしてパンを食べて麻薬の反応が出てしまったのでしょう?
朝食で食べたパンから麻薬が出た?
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ピーターは尿検査がある日の朝、少し小さめのトーストを4枚食べたそうです。
そのパンはひまわりの種などがたっぷり入ったパンでした。
2時間後に採用試験の一環で麻薬を取っているかどうかの尿検査を受けたところ、尿からモルヒネが検出されて、もちろん不採用となってしまったそうです。
モルヒネはアヘンに含まれる有機化合物で麻薬の一種です。
まさか麻薬入りのパンを食べたわけでもないので、ピーターとしては驚きでした。
ちなみにそのパンの原材料として「ひまわりの種、ごま数種類、ポピーシード、それとオオバコの種が含まれていました。
さてこの時点でもの博識な方は「あれ?」と気が付いたかもしれません。
実はどうしてモルヒネが検出されたのか、知ってる人はこの文章を読んだだけで気が付きます。
どうしてモルヒネが尿から検出されたのかというと、ポピーシードを食べたからです。
ポピーシードはケシのみの一種で、完全に熟した実からはアヘンが出ることはありませんが、熟すのが足りないと皮の部分にアヘンを含んでしまうことが稀にあるそうです。
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そのためサウジアラビアではポピーシードの販売が違法とされているそうです。
またシンガポールではポピーシードではない別のケシの種類が取り扱いを禁じられています。
もちろんポピーシードが常にモルヒネが検出されるわけではありません。
ただ専門機関曰く、ポピーシードを食べた人が尿検査で引っかかるのは稀ではないと答えていました。
今回ピーターは「たまたまモルヒネが含まれたパンを食べて」「たまたま麻薬検査を受けてしまった」ということなんですね。
またピーターは、無罪を証明しない限り僕がまるでアヘンを摂取している罪人のように見えてしまうので、無実を証明しなければいけないと述べていました。
採用試験をした会社から正式なコメントは出ていないそうなのですが、今回のことを受けて採用を覆すことはないそうです。再度、麻薬検査をキチンと受けて陰性が出たら、改めて考慮してくれる可能性もゼロではありませんが、そこまでは今のところニュースで報じられていませんでした。
麻薬検査は要注意!
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ケシの実といえば、あんパンやベーグルの上にのっていたり、今もあるかわかりませんがスタバでポピーシードのケーキが売られているのを見たことがあります。
もし職場で麻薬検査がある日の朝はポピーシードに気を付けましょうね!もしくは誰かを陥れたいときはポピーシード入りのパンやケーキを差し入れすると効果があるかも…
その前に麻薬検査を受ける機会があるのか…?って話ですけどね
なんとも不思議なニュージーランドのニュースでした。