スポンサーリンク
ニュージーランドやオーストラリアに来たことがある人なら「ベジマイト」と「マーマイト」という言葉にピン!と来る人多いのではないでしょうか。
どっちも似たようなものなんですけど、ニュージーランド人でも「マーマイト派」「ベジマイト派」に分かれるほどです。
そこで今日は「マーマイト」と「ベジマイト」の違いについて紹介したいと思います。
正直どちらも好きではありません…
最初に書いておきます。僕はマーマイトは食べたことあるんですけど、ベジマイトは食べたことありません。
昔、ロトルアのバックパッカーズで生活していた時などに何度か少しだけもらって食べたことがありました。
「慣れれば好きになる」といわれるがままに食べてみたんですけど、結局好きにはなれませんでした。
でも、ここ2年くらいは隠し味として料理に使ったりしています。
マーマイトはちょっとだけ料理に入れるとコクが生まれたりするんです。
マーマイトは嫌いでも、もしかしたらベジマイトは好きかも?と思って買おうか迷うこともあるんですけど、嫌いだった時に捨てるのももったいないし、調味料として使うには今のマーマイトを使いきるまで時間がかかるので、買うのを止めました。
スポンサーリンク
その辺を踏まえて2つの違いを書いていきたいと思います。
2つに共通すること
2つに共通することはどちらもビールの製造過程で増殖した酵母を元に作られているということです。
つまりビール酵母、ビール版の酒粕で作られた食材ということですね。
日本ではアサヒがエビオス錠という錠剤が販売していて、これがビール酵母から作られたものです。胃や腸の調子を整えたり、栄養補給にすごく良いと評価されています。
これですね。
スポンサーリンク
しかもAmazon.co.jpで見ると2000錠で1,500円ちょっとという格安で販売されていて、900もレビューが付いていて、平均評価は★★★★と非常に高い評価をされています。
そんなエビオス錠と同じ原材料のマーマイトとベジマイト。
いろいろ調べていくと、どちらも栄養豊富、特にビタミンBが豊富で体にすごく良い食品ということも同じのようです。
またイギリス圏は食べる人がいますが、アメリカ圏では嫌う人たちが多いのも2つとも同じ特徴です。
では具体的にどこが違うのでしょうか。
Marmite マーマイト
マーマイトはもともとイギリスで製造、販売されました。
最初に製品化されたのは1902年なんですけど、、もっと遡ってビールの製造が始まった1680年頃にはマーマイトと似たようなものが存在していました。
その後、いろいろな変遷があり、ニュージーランドのマーマイトとイギリスのマーマイトは暖簾(のれん)分けをして、別々の会社で作られるようになりました。
今ではイギリスとニュージーランドのマーマイトは若干味が違っていて、ニュージーランドの方が塩気が少なくマイルドに仕上がっています。
材料は、イーストエキス、砂糖、塩、岩塩、キャラメル、鉄分、ナイアシン、チアミン、リボフラビン、葉酸、ビタミンB12、ハーブ、スパイスなどです。
Vegemite ベジマイト
一方、ベジマイトは1923年にオーストラリアで製造されてはじめました。
製造方法もマーマイトと似ていたため発売当時はマーマイト(Marmite)をもじってパーウィル(Parwill)として知られていました。
ここで英語圏の人は「ニヤ」とするんですけど、どうして「ニヤ」っとするかわかりますか?
マーマイトはMa(ママ) might、パーウィルはPa(パパ) willということです。
って笑いの説明を書いちゃうとつまらないですよね…。
さてさてベジマイトの成分はイーストエキス、塩、岩塩、モルトエキス、キャラメル、野菜エキス、ナイアシン、チアミン、リボフラビン、葉酸なので、ほとんどマーマイトと同じです。
では2つはどう違うのか
いろいろなサイトで違いを調べていった結果を箇条書きにしてみたいと思います。
- どちらもしょっぱい
- マーマイトの方が甘い
- ベジマイトの方が苦い
- マーマイトの方が柔らかい
どの違いも「若干」という感じで決定的な大きな違いはないようです。
スポンサーリンク
この2つの違いは日本でいうところのマヨネーズが「キューピー派」と「味の素派」に分かれるのと同じじゃないでしょうか。
どちらもマヨネーズ。でも、こだわりがある人にとっては大きな違いです。ちなみにうちはずっとキューピー派です。
最後にビシッ!と大きな違いを書きたかったんですけど、なんだかフワッとした終わり方になってしまいました。
ところで、皆さんはどちらの方が好きですか?